横河ディジタルコンピュータ株式会社、アートシステム株式会社、株式会社DTSの
組込み関連事業を統合し、「株式会社DTSインサイト」としてスタートしました。

製品説明

EVRICA(エヴリカ)は、ARMプロセッサのメモリ情報を高速に読み出し、プログラム中の変数やパラメータの値の変化をリアルタイムに可視化するデータモニタリングツールです。メモリ情報を観測(トレース)することにより、システム実行時の演算処理の過程が明確になります。例えば、ロボットやFA機器、プリンタなどのモータ/アクチュエータ制御、高効率電力変換やディジタル電源制御、工場の製造ラインやプラントの制御、電子楽器や音響機器のオーディオ信号処理など、複雑な制御/信号処理アルゴリズムを実装する組み込みシステムの動作検証やソフトウェアのデバッグに役立ちます。

マイコン内部のデータを可視化 定量的な動作検証に最適

マイコン内部のデータを可視化
定量的な動作検証に最適

EVRICAはこんな事ができます

従来のデバッグ環境

従来のデバッグ環境

制御/信号処理システムのデバッグでは、
システムの入力値や出力値を確認するために、
デジタルオシロなどを使ってプロセッサの
I/O信号を測定することがよくあります。システムの内部状態を
把握したい場合は、プログラム中にprintf文などを埋め込み、
プログラムを実行しながら着目する変数やパラメータの値を
出力します。ただしこの方法では、信号観測のための測定器を
用意しなければならず、さらにprintfデバッグを行う際に、
ソースコードに手を入れる必要があります。

JTAG ICEによるメモリ情報の観測

こうしたケースでは、従来型のJTAG ICEが有効です。
ソースコードに手を入れることなくプロセッサ内部の
メモリ情報を観測でき、デバッグしながらシステムの入力値や
出力値、内部の変数やパラメータの値などを確認できます。
ただしJTAG ICEも万能とは言えません。
JTAG ICEでメモリ情報を観測する際の
サンプリング性能は、1測定点当たり数msにとどまります。

JTAG ICEによるメモリ情報の観測

EVRICAによるメモリ情報の観測

EVRICAによるメモリ情報の観測

これに対してEVRICAを使えば、ソースコードに
手を入れることなく、1測定点当たり最高10µsの速度で、
システムの入力値、出力値、変数やパラメータの値などを
計測できます。測定したデータはホストPCの
ハードディスクに蓄積するので、
数時間〜数日にわたる長期の観測も可能です。