MDK-ARMの
What's New in the MDK-ARM
から、主に機能面における変更・更新情報について掲載します。
より詳細な記述は、
各バージョンのMDK-ARMのRelease Notes
および
µVision User's Guide
をご参照ください。
各バージョンをダウンロードする場合は、以下をクリックしてください。
Keil MDK-ARM development kit v4.74
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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uVision
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MDK-ARMリリースは
uVision V4.74.0.22 IDE
を含みます
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ミドルウェア
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以下のTCPnetに関連する機能が、追加・修正されております:
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修正:FTPクライアントにおけるファイルアップロード失敗の問題を解決しました
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以下のFlashFSに関連する機能が、修正されております:
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修正:FlashFSのFATファイル名に'.' の付くファイル名がリストされなかった問題でFATファイル名の処理を修正しました
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修正:EFSに関する fcheck()関数内の重複するバグを修正しました
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以下のSegger Graphic Libraryに関連する機能が、更新されております:
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更新:
../ARM/Segger/emWin/
フォルダ内の Segger emWin graphic library バージョンが
5.24b
へ更新されました
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Device Simulation
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"Small"(32サイクル反復乗算器)
として 乗算器実装タイプを設定する Cortex-M0 シミュレータへ、パラメータ
MULS
が追加されました
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DCW 命令
実行時のシミュレーション動作が修正されました
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Target debugging
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Segger J-Link ドライバは、ARMデバイス用にバージョン
4.76d
へ更新されました
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J-Link USB Driver Installe はCDCサポートのため更新されました
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ST-Link USB-JTAG デバッガサポートのため
../ARM/STLink/
フォルダ内の
ST-LINKIII-KEIL_SWO.dll
MDKドライバがバージョン
2.0.5.0
へ更新されました
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CMSIS
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更新された CMSIS 4.0 は以下を含んでいます:
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CMSIS-CORE 3.30 (updated)
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CMSIS-DSP 1.4.2 (updated)
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CMSIS-RTOS-API 1.02
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CMSIS-SVD 1.1
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ボードサポート
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NXP Semiconductors
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LPC1549 デバイス
ベースの
MCB1500 starter kit
用サンプル(Blinky および RTX_Blinky)が追加されました。
Keil MDK-ARM development kit v4.73
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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uVision
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MDK-ARMリリースは
uVision V4.73.0.0 IDE
を含みます
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修正:F7キーを押下した場合、プロジェクトのリビルドを開始する問題は、変更されたファイルに対してのみビルドされるよう修正されました。
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ミドルウェア
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以下のARMミドルウェア_TCPnetに関連する機能が、追加・修正されております:
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追加:HTTPサーバー・サービス中の文字コードはユーザ設定可能になりました
関数"http_encoding()"によって、各国の文字コードをブラウザ内のデフォルト文字コードへ変更可能です
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修正:半開きの接続状態にあったTCPソケットの問題を解決しました
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以下のARMミドルウェア_USBに関連する機能が、修正されております:
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修正:2^n (バイト)で異なるサイズのサンプルをサポートするため、USB デバイスオーディオライブラリは修正されました
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以下のARMミドルウェア_Segger Graphic Libraryに関連する機能が、更新されております:
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更新: ..ARMSeggeremWin フォルダ内の Segger emWin graphic library バージョンが 5.22a へ更新されました
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Target debugging
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CMSIS-DAP ドライバは、Cortex-M0+ デバイスの Micro Trace Buffer (MTB)をサポートするため更新されました
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ULINK2 デバイスファームウェアは、 バージョン 2.02 へ更新されました
このバージョンは、以下のWindows警告を削除します:
"This device can perform faster if connected to USB 2.0"
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Segger J-Link ドライバは、ARMデバイス用にバージョン 4.76d へ更新されました
Keil MDK-ARM development kit v4.72a
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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ARM Compiler
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ARM Compiler 5.03u2へアップデートされました
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ARM Compiler関連のすべてのファイルは、インストールディレクトリの以下へ
保存されます
..ARMARMCC
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uVision
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MDK-ARMリリースは
uVision V4.72.10 IDE
を含みます
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ビルドエラーが修正されています
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ミドルウェア
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以下のARMミドルウェア_TCPnetに関連する機能が、追加・更新されております:
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追加:FTP Serverサービスに関するuser application notificationをサポートしました。オプショナルのnotification関数ftp_evt_notify()は以下のようなFTP serverイベントの通知の受信に使用することができます:
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ユーザログイン
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ユーザログアウト
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ファイルアップロード
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ファイルダウンロード 等
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更新:FTP Serverサービスにファイル書き込みエラー、データ転送アボートのハンドリングを追加しました。ローカルファイルの書き込みエラーが発生すれば、ファイルアップロード処理をサービスがアボートさせます。加えて、データコネクションがアボートすればサービスはファイルダウンロード処理をサービスが停止します
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追加:DHCP Clientに拡張DHCP option 42(NTP サービスリスト)のサポートが追加されました。Net_Config.c内の追加コンフィグレーションオプションNTP Serversはこのオプションの有効/無効化に使用されます
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追加:FTP ClientサービスにFTPC_CMD_NLISTコマンドが追加されました。このコマンドは追加のファイル情報なしのファイル名だけを一覧表示します
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追加:FTP Clientサービスのファイル検索処理にデータ転送アボート機能が追加されました。ファイル書き込みエラーがローカルシステムで発生すればFTP Clientサービスはデータ転送をアボートさせるようになりました
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修正:HTTPサーバが大きなwebリソースを処理すると動的メモリのデッドロックが発生する可能性がありました
Keil MDK-ARM development kit v4.71a
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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Cortex-MターゲットでのRTXビューを修正
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以下デバイスを新規サポート
SONiX --- SN32F107, SN32F108, SN32F109, SN32F117, SN32F118, SN32F119.
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ARM Compiler
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ARM Compiler 5.03u1へアップデートされました
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ARM Compiler関連のすべてのファイルは、インストールディレクトリの以下へ保存されます
..ARMARMCC
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CMSIS
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version 3.20へアップデートされました
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以下コンポーネントはアップデートされました:
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CMSIS-CORE:
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ブレークポイント設定用関数を追加
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最新GCCコンパイラをサポート
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旧バージョンから修正
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CMSIS-DSP:
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ライブラリをパフォーマンス改善のため最適化
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旧バージョンからバグ修正
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CMSIS-RTOS API:
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短いタイムアウト、カーネル初期化、C++インターフェイス拡張のため性能拡張
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CMSIS-SVD: 変更ありません
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uVision
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MDK-ARMリリースはuVision V4.71.0 IDEを含みます
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自動的なコード補完とパラメータ情報が拡張されています
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Dynamic Syntaxチェック強化
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uVision デバッガ
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uVision デバッガは、システムビューアー記述(SVD)ファイルで定義されたデバイス固有の割り込み名を表示します
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無制限のトレースモードにおいて、トレースデータを検索し、保存するために10msのタイムウインドウにおける制限は解除されました
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Segger J-Linkドライバは、version 4.68aへアップデートされました
Keil MDK-ARM development kit v4.70a
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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Keil μVision editor内のコード補完やダイナミック構文チェック
詳細については、次のビデオを参照ください:
http://www.youtube.com/watch?v=Wo609-2rbkQ&list=UUvcBJFXTzCfU_sILnYVd4gg
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CoreMark においてより良いパフォーマンスを結果をもたらす、ARM Cortex-M
シリーズ用のループと有限ステートマシンコードを改善した ARM Compiler 5.03
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ULINK2デバッグアダプタへの CMSIS - DAP 互換ファームウェア
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Atmel SAM4L, Infineon XMC1000 およびNXP LPC800 ファミリを含むその他多くの
新規デバイスサポート
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MDK-Professionalミドルウェアが TCP Sliding Window、、USB CDC API、FAT
ファイル名キャッシングをサポート
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MDK - Atmel は新しいベンダー限定版としてまもなく利用可能となります
(ただし、ノードロック、1年間タームライセンス限定)
Keil MDK-ARM development kit v4.60
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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トレースのキャプチャにおいてトレースポイント(データストリームの制御を行う
キャプチャ機構)の使用に対する拡張が行われました
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CMSIS-DAPデバッガドライバが追加されました
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ULINKproを使ったEmbedded Trace Buffer (ETB)経由でのデータトレースをサポート
しました
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Cortex-M0+プロセッサーをベースとするデバイスのトレースデータ取得が可能に
なりました
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ロジックアナライザは信号名のシンプルなDrag&Dropによって信号の並べ替えが可能
になりました
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例外トレースウィンドウは、結果を保存することが可能になりました
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FlexLMライセンスメカニズムが追加されています
Keil MDK-ARM development kit v4.54
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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Cortex-Mプロセッサベースデバイスをデバッグするため、CMSIS-DAP Debugger ドライバが追加されました
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ULINKpro あるいは ULINK2 でマルチコアの Cortex-Mデバイスをデバッグするため、構成オプションが追加されました
Keil MDK-ARM development kit v4.53
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリは以下の通りです。
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エディタは、サイズの大きいファイルのパフォーマンス改善しました
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日本語、中国語、韓国語、ポーランド語、ロシア語に対応しました
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ULINKpro Streaming Trace adapterで収集した情報を考察するため、トレースビューの制限が外されました
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ULINKproからの命令トレースデータのレビューのため、トレースナビゲーションをサポート
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Dual-coreデバックとNXP LPC4300デバイスのミドルウェアをサポート