Arm ® DS-5 Development Studio は、Armアーキテクチャの利点を最大限に生かしたいソフトウェア開発者にとって最適なツールキットです。DS-5インストレーションは、以下を含みます:
このリリースでの新しい機能または大きな変更のサマリを以下に示します:
Click here 新しい機能のビデオをオンラインで見ることができます。
チュートリアル、ナレッジベース記事、利用可能なソフトウェアアップデートは、 https://developer.arm.com/products/software-development-tools/ds-5-development-studio をご覧ください。
DS-5のテクニカルサポートは、お客様の購入元から提供されるべきです。サポート案件は、直接 Arm社Webサイトへ提起することもできます。 https://silver.arm.com/ (登録が必要). 使用しているDS-5のビルドを明記してください。ビルドについての情報は、リリースノートのタイトルの下にあります。サポートを受けるために必要な情報の詳細は、 https://developer.arm.com/support を参照してください。
DS-5に関連する質問やサポートは、Armの公開フォーラム http://community.arm.com/groups/tools/ でも提起することができます:。
DS-5に必要な最小のコンピュータ仕様は、dual core 2GHzプロセッサ(またはそれ相当)および4GBのRAMです。フルインストレーションでは、約4GBのハードディスクの空きが必要です。最低限、1024x768の画面解像度が必要です。
DS-5は、以下のオペレーティングシステムをサポートします:
注意: DS-5は、64-bit x86 ホストプラットフォームのみサポートします。
さらに、Arm Compilerのツールチェーンは、以下のホストプラットフォームでサポートされています:
注意: Windowsオペレーティングシステムでは、DS-5およびArm Compilerツールチェーンでは、Universal C Runtime(CRT)をインストールする必要があります。Universal CRTは、Windowsオペレーティングシステムコンポーネントです。 これはWindows 10の一部です.Windows 10以前のWindowsバージョンの場合、Universal CRTはWindows Update経由で配布されます。お客様は、こちらより https://support.microsoft.com/en-us/help/2999226/update-for-universal-c-runtime-in-windows 手動で更新できます。
Linuxアプリケーションデバッグではお客様のターゲット上にgdbserverを必要とします。推奨されるgdbserverのバージョンは7.0以上です。DS-5デバッガはgdbserver v6.8以前を用いたマルチスレッド対応のデバッグを行う事ができません。
LinuxアプリケーションのデバッグをサポートするDS-5は、特定のカーネルバージョンで導入されたインフラストラクチャと機能に対する依存性があります:
Arm Linux kernelおよびベアメタルデバッグはターゲットシステムとの接続に追加のツール(DS-5とは別提供)が必要です。DSTREAM、DSTREAM-ST、RVI、ULINKproおよびULINKpro Dデバッグハードウェアユニットは物理ハードウェアターゲットに接続可能です。VSTREAM は RTLシミュレータとハードウェアエミュレータに接続可能です。
DSTREAM、DSTREAM-ST、RVIおよびVSTREAMのサポートされる最小ファームウェアバージョンは、4.32.0となります。 DSTREAM、DSTREAM-STおよびRVIでは提供されているdebug hardware updateツールを使って最新のファームウェアにアップデートされているかチェックし、必要であればアップデートを行う事を推奨します。更新されたファームウェアは、 <installdir>/sw/debughw/firmware ディレクトリにあります。 VSTREAMのファームウェアはVSTREAMソフトウェアの一部として提供されますので、ファームウェアのバージョンが古すぎる場合、最新のバージョンの製品を入手してインストールする必要があります。
DSTREAM-STは、Ethernet over USBでホストPCと接続します。DSTREAM-STはネットワークデバイスとして自動的に検出され、Windowsのデバイスマネージャではネットワークアダプタとして表示され、Linuxでは ifconfig ユーティリティによってUSBネットワークインターフェースとして表示されます。これが当てはまらない場合、コンピュータでいくつかの設定を行う必要があります - DSTREAM-STトラブルシューティングガイド: https://developer.arm.com/products/software-development-tools/debug-probes-and-adapters/dstream-st/troubleshooting-your-dstream-st-unit をご覧ください。
DS-5をLinuxにインストールするには、(sourceではなく) install.sh を実行し、スクリーン上の手順に従ってください。インストーラは選択したディレクトリにDS-5を解凍し、オプションでデスクトップショートカットを追加し、ハードウェアデバッグユニットのサポートをインストールします。
インストールされたいくつかのツールは32-bitシステムライブラリへの依存性があります。DS-5を64-bit Linuxホストプラットフォームにインストールした場合、32-bit互換ライブラリがインストールされていることを確認する必要があります。32-bit互換ライブラリがインストールされていない場合、DS-5ツールの実行に失敗したり、ライブラリが見つからない為にエラーがレポートされる可能性があります。The Arm Knowledgebase contains以下のARM KnowledtebaseにDS-5の依存性に関する詳細な情報があります: http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.faqs/ka14522.html
インストーラはDSTREAM、DSTREAM-ST、RVI、ULINKproおよびULINKpro DデバッグハードウェアユニットをUSB接続するためのデバイスドライバを含んでいます。これらの機能を使用する場合はドライバをインストールすることを推奨します。これらのドライバをインストールするにはインストーラをroot権限で実行する必要があります。インストーラをroot権限を用いて実行していない場合やこれらのドライバをインストールしない場合には、後からroot権限で以下のスクリプトを実行することでインストールが可能です。 <installdir>/run_post_install_for_Arm_DS-5_v5.28.1.sh インストーラはサポートされるLinuxプラットフォーム上でfreedesktop.orgメニューシステムを用いてデスクトップメニューを生成します。
DS-5をWindows上でインストールするには setup.exe を実行し、スクリーン上の手順に従ってください。 以前のバージョンのDS-5がすでにインストールされている場合は、前回のインストールをアンインストールせずに、このDS-5が並行してインストールされます。
インストール中にデバイスドライバのインストールが示されます。 これらのドライバはDSTREAM、DSTREAM-ST、RVI、ULINKpro、ULINKpro D およびEnergy Probe ハードウェアユニットをUSB接続するためのものです。それらを使用する場合、ドライバをインストールすることをお勧めします。
Windows上で管理者権限でコマンドラインプロンプトを開き、Microsoftのインストーラ m msiexec.exe を実行すると、コマンドラインによるインストールとアンインストールが可能です。 msiexec の引数として、 .msi ファイルの場所を指定する必要があります。 コマンドラインで、 msiexec /? を実行すると、 msiexec で使用できるオプションの全てのリストを確認することができます。 msiexec を使用したDS-5のインストール方法の例は、以下の通りです:
msiexec.exe /i <installer location>datainstall.msi EULA=1 /qn /l*v install.log
オプションの説明:
インストールの後、デスクトップメニューの Arm DS-5 v5.28.1 -> Eclipse for DS-5 v5.28.1 からEclipse for DS-5を開始することができます。ホストPC上のデスクトップメニューの既存の"Eclipse for DS-5"エントリが以前のバージョンのDS-5を指していることに注意してください。Eclipse for DS-5とその他の提供されたツールは、 <installdir>/bin ディレクトリ内に見つけることができます。
DS-5の一部はライセンス管理されているので、使用前にライセンスをインストールする必要があります。詳細については、以下のリリースノートの「ライセンスの取得とインストール」を参照してください。
インストーラは、お客様のシステムの環境変数を変更しません。 <インストール箇所>/bin ディレクトリを PATH 環境変数へ手動で追加することでコンソールから簡単にツールを実行することができます。 DS-5が、他の場所では異なって振る舞うかもしれないgccのコピーを含むことに注意してください。このために、もし PATH 環境変数を変更するならエントリシステムのためにグローバルに変更するよりもローカルにコンソールで行うことを推奨します。 環境変数に関するこれ以上の情報は、お使いのオペレーティングシステムのドキュメントをご参照ください。
Linux環境では、正しく構成されたPATH環境変数でシェルをオープンするために、 <installdir>/bin/suite_exec <shell> を実行することができます。このツールを引数無で走らせるとhelpを確認することができます。
Windows環境では、スタートメニューに DS-5 Command Prompt を含みます。このコンソールは、 bin ディレクトリを PATH 環境変数へ事前に構成します。
LinuxとWindowsの両方とも、デフォルトではコンパイラツールチェーンを提供しませんが、 select_toolchain あるいは select_default_toolchain コマンドを使用して、コンパイラを選択することができます。
DS-5を使用する詳細は情報は、Eclipse for DS-5に含まれるオンラインヘルプで確認することができます。オンラインヘルプにアクセスするには、Eclipse for DS-5を起動し、 Help -> Help Contents を選択してください。 DS-5の主要なドキュメンテーションは、コンテンツの DS-5 Documentation 下に見ることができます。
Arm DS-5 v5.28.1 のWindowsの[スタート]メニューの Examples Index メニューエントリにもリンクされている <installdir>/examples/docs/index.html ドキュメントに、付属のサンプルに関する個別のドキュメントが用意されています。
インストレーションの方法の詳細、ライセンシングおよびチュートリアルは: https://developer.arm.com/products/software-development-tools/ds-5-development-studio/resources/tutorials/getting-started-with-ds-5-development-studio に確認することができます。
DS-5を使用する前に、正当なライセンスを取得する必要があります。
DS-5のEclipseでLicense Managerダイアログを使用して、WindowsとLinuxの両方でノードロックライセンスを取得してインストールすることができます。Eclipse for DS-5のDS-5 HelpメニューからArm License Managerを選択すると、このダイアログを開くことができます。
また、フローティングおよび商用(有料)のノードロックライセンスを手動でで入手してインストールすることもできます。 手順の詳細は、 <installdir>/documents ディレクトリ内あるいは、以下のWebサイト内 Arm DS-5 License Management Guide ドキュメントをご参照ください。
ライセンスとツールキットがEclipse内で設定されると、Eclipse内と提供されたDS-5 Command Prompt(Windows)またはsuite_exec shell (Linux)の両方でライセンス管理ツールが正しくライセンスとツールキットの設定を取得します。 別のコンソールを使用する場合は、ツールを手動で設定する必要があります。これを行うには、ツールのドキュメントを参照してください。
フローティングライセンスを使用している場合、FlexNetライセンスサーバーソフトウェアのバージョンは、DS-5ツールで使用されているFlexNetのバージョン以上でなければなりません。このリリースのDS-5には、FlexNet 11.14.1.0に基づくツールが含まれています。
ライセンス管理に関するよくある質問は、 http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.faqs/kiLwjCHu92xQmR.html をご覧ください。
ライセンスの登録と取得に関して追加のヘルプが必要な場合、 license.support@arm.com へご連絡ください。お客様のシリアル番号と問題を詳細にご報告をお願いします。
WindowsでDS-5をアンインストールするには、 コントロールパネル の プログラムの追加と削除 を使用して Arm DS-5 v5.28.1 を選択し、 削除 ボタンをクリックします。
LinuxでDS-5をアンインストールするには、インストールのルートディレクトリにある remove_menus_for_Arm_DS-5_v5.28.1.sh を実行して、デスクトップメニューのエントリを削除し、インストールディレクトリを単に削除します。
WindowsとLinuxの両方で、ユーザーごとの構成の一部はインストールディレクトリの外に保存されます。このディレクトリはオプションで削除することもできます。 Windowsの場合、これらのファイルは %APPDATA%ARM に格納されます。 Linuxでは、これらファイルは、 $HOME/.arm に格納されます。
このリリースで判明している既知の問題と制限は以下の通りです:
問題: "cannot restore segment prot after reloc: Permission denied"が表示されEclipseの起動に失敗します。[SDDEBUG-13327]
回避策: アプリケーションによって使用される共有ライブラリの一部がテキストの再配置を必要としますが、マシンのSecurity-enhanced Linux(SELinux)ポリシーによりこれが禁止されるためにこのエラーが発生します。これを回避するには、DS-5アプリケーションと共有ライブラリに対するSELinuxポリシーを変更し、テキストの再配置を許可します。これは以下のコマンドをsuper userアカウントで実行することで可能になります:
chcon -R -t texrel_shlib_t "<installdir>"
問題: "JVM terminated" の表示またはスタックバックトレースを出力して、Eclipse の起動に失敗します [SDDEBUG-4443]
回避策: この問題は実行しているコンピュータにおいて Eclipse のヒープ設定が不適な場合に発生します。この問題に対応するために <installdir>/sw/eclipse/eclipse.ini を修正する必要があります。次のFAQに修正に関する詳細な方法が提供されています : http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.faqs/ka14185.html
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