このリリースノートは以下を含みます:
Arm Development Studio IDE
Arm Development Studioはお客様のビルド、コーディング、デバッグを助け、Armベースのプロジェクトを高速に最適化します。高効率のマイクロコントローラアプリケーションを作成するためにデバイスの立ち上げからアプリケーションデバッグまで、Development Studioによってお客様はより優れた製品を競合他社に先駆けて市場に投入いただけます。
Arm Compiler
Arm Compiler 5およびArm Compiler 6ツールチェインによってArmプロセッサの全レンジに対する高度に最適化された組み込みアプリケーションをビルドできます。Arm Compiler 5はArmv4からArmv7までのすべてのArmアーキテクチャをサポートしています。Arm Compiler 6はArmv6-M、Armv7およびArmv8アーキテクチャをサポートしています。
Arm Debugger
Arm DebuggerはArmプロセッサベースのターゲットおよびFixed Virtual Platforms (FVP)上でのソフトウェア開発をサポートするグラフィカルデバッガです。Arm DebuggerはArm ULINKおよびDSTREAMデバッグプローブファミリを使用したplatform configurationユーティリティによるSoC起動サポートを含みます。
Arm Fixed Virtual Platforms
Fixed Virtual Platforms (FVPs)はすべてのレベルのソフトウェアスタックについて開発とデバッグに対する柔軟性と使い勝手において理想的なコンビネーションを提供します。Cortex-A、Cortex-RおよびCortex-M向けDevelopment StudioではArm Fast ModelsをベースとしたFVPのライブラリが付属しています。加えて、Development StudioではPlatform Configuration Editor (PCE)経由でArm Fast Modelsパッケージを使って作成したカスタムFVPもサポートしています。
Arm Streamline
Arm StreamlineはLinux、Androidおよびベアメタル組み込みシステムのシステム全般にわたるパフォーマンス解析を行えるツールです。Streamlineの可視化ツールによってArm CPUで実行されているソフトウェアのパフォーマンス上のボトルネック、あるいはArm Mali GPUやその他Arm IPで実行されているデータプレーンワークロードを簡単に識別できます。これに加えてアプリケーション中の主要な関数やコールパスを識別するホットスポットソフトウェアプロファイラがあり、システムプラットフォーム全体のパフォーマンスチューニングを可能にします。
Arm Graphics Analyzer
Arm Graphics Analyzerはアプリケーションから呼び出されるOpenGL ES、VulkanおよびOpenCLのAPIをキャプチャして視覚化できます。これにはアプリケーション資産のキャプチャやアプリケーションフレームバッファのデバッグ可視化が含まれます。これらの機能を利用してレンダリングの問題の原因となっているAPI呼び出しを特定し、非効率なレンダリングやパフォーマンスの問題を簡単に特定できます。Arm Graphics Analyzerは以前はMali Graphics Debuggerと呼ばれていました。
Arm Development Studio IDE
Arm Compiler
Arm Debugger
本 Arm Development Studioのリリースでは以下の新しい機能追加と改善が行われています:
サポートデバイスの完全なリストは Supported Device のページを参照してください。
Arm Fixed Virtual Platforms
完全なリリースノートは Fast Models Release History のページを参照してください。
Arm Streamline
本Development Studioのリリースでは以下の機能追加と改善が行われています:
以下の機能は非推奨となっていましたが、本リリースより削除されました:
Arm Graphics Analyzer
本Development Studioのリリースでは以下の機能追加と改善が行われています:
以下の機能は非推奨となっていましたが、本リリースより削除されました:
Supported Host Platforms
サポートされるホストプラットフォームはオンラインで確認いただけます。Getting Started Guideの Hardware and host platform requirements をご参照ください。
重要な注意事項: RedHat Enterprise Linux 6の サポートは廃止されました 、Microsoft Windows 7オペレーティングシステムのサポートは将来のリリースで廃止となります。
Development Studioの詳細およびインストールの手順についてはオンラインの Getting Startedのページ をご参照ください。
Getting Started guideはDevelopment Studioのインストレーションフォルダにも含まれており、Arm Development Studio IDEからアクセスできます。
DS-5から移行を行う際には、 DS-5 migration guide が迅速な移行のお役に立ちます。
システム要件
Arm Development Studioを快適に使用するためのハードウェアおよびホストプラットフォームの最小要件は以下の通りです:
以下の操作を行う場合のパフォーマンスの向上のためには最小で4GBのRAMを推奨します。
Development Studio Learn のページでチュートリアル、マニュアルおよびビデオをご覧いただけます。
また、 Arm Community のWebサイトで、Development Studioに関する質問やサポートケースを投稿することもできます。
Arm DS IDE [DSCORE-8640]-以前のバージョンのArm DSで作成されたワークスペースを開くと、IDEはワークスペースをアップグレードするように求め、アップグレードを実行するのではなく別のワークスペースに変更するオプションが表示されます。
ただし、ワークスペースの変更オプションでは、別のワークスペースを選択できるようにするのではなく、同じダイアログが再度誤って表示されます。 これはEclipse IDEの既知の問題です( https://bugs.eclipse.org/bugs/show_bug.cgi?id=551260 を参照)。
ワークスペースを変更するには、コマンドラインからArm DS IDEを起動し、ワークスペースのディレクトリパスをパラメーターとして渡します。 例:「armds_ide -data /path/to/workspace」。
また、ワークスペースをアップグレードすると、アップグレードされたワークスペース設定が以前のバージョンで機能しなくなる可能性があることにも注意してください。 ワークスペース内のプロジェクトは、ワークスペースをアップグレードしても影響を受けません。
影響を受ける機能:
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