Arm Compiler for Embedded 6.18 のリリースノート

目次

  1. 紹介
    1. Arm Compiler for Embedded 6.18 コンフィギュレーション
    2. Arm Compiler for Embedded 6.18 でサポートされたこと
  2. インストール方法とIDEへの統合
  3. フィードバックとサポート
  4. リリース履歴と変更
    1. Arm Compiler for Embedded 6.18 での変更点

1. 紹介

Arm Compiler for Embedded 6.18 は、ベアメタルソフトウェア、ファームウェア、およびリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS) アプリケーションを開発するための、Arm の最新の組み込みC/C++コンパイルツールチェインです。

Arm Compiler for Embedded は、Arm アーキテクチャの最新のアーキテクチャ機能と拡張のために、最も早く、最も完全で、正確なサポートを提供します。開発中のものも含め、すべての最新のArm プロセッサをサポートします。 強力な最適化手法と最適化されたライブラリを通して、Arm Compiler for Embedded は組み込みシステム開発者が挑戦的なパフォーマンス目標とメモリ制約を満たすことを可能にします。

Arm Compiler for Embedded は、自動車、家電、産業、医療、ネットワーク、鉄道、ストレージ、通信など、さまざまな業界のリーディングカンパニーで使用されています。 プロジェクトに長期保守要件または機能安全要件(EN 50128、IEC 61508、IEC 62304、およびISO 26262など)がある場合、Armは、本リリースの代わりに、 LTSおよび機能安全認証版 のArm Compiler for Embedded FuSa を検討することを強く推奨します。

Arm Compiler for Embedded 6.18 は2022年03月現在の最新リリースであり、それ以前のリリースの置き換えとなります。


Arm Compiler for Embedded 6.18 のキーとなる機能は以下のサポートを含みます:


1.1 Arm Compiler for Embedded 6.18 コンフィギュレーション

Arm Compiler for Embedded 6.18 は以下を含みます:



ツールチェインは以下で使用できます:

これらの商品については、 代理店 にお問い合わせください。
ライセンス管理や、トラブルシューティングの為のリソースは https://developer.arm.com/support/licensing よりアクセスできます。

1.2 Arm Compiler for Embedded 6.18 でサポートされたこと

ライセンス条件に従い、Arm Compiler for Embedded 6.18 を使用して、以下のArm アーキテクチャおよびプロセッサ用のビルドが行えます:
Architecture Cortex Neoverse Other
Standard Automotive Enhanced
Armv9.3-AまでのArmv9-A X2
A710, A510
Armv8.8-AまでのArmv8-A X1C, X1
A78C, A78, A77, A76, A75, A73, A72
A65
A57, A55, A53
A35, A34, A32
A78AE, A76AE
A65AE
V1
N2, N1
E1
Armv7-A A17, A15, A12
A9, A8, A7, A5
Armv8-R AArch64 [BETA] R82 [BETA]
Armv8-R R52+, R52
Armv7-R R8, R7, R5, R4F, R4
Armv8.1-MまでのArmv8-M M55 M35P, M33 M23 STAR-MC1
Armv7-M M7, M4, M3 SecurCore SC300
Armv6-M M1, M0, M0+ SecurCore SC000

アーキテクチャとプロセッサのサポートレベルの詳細については、関連するIDE のドキュメントを参照してください。



[COMMUNITY], [ALPHA], および [BETA] 機能についての詳細はUser Guide内のSupport level definitionsの章を参照してください。

将来のアーキテクチャテクノロジおよび特定のプロセッサのサポートは、Arm DS Platinum Editionの一部としてのみ利用できます。Arm DS Platinum Editionは、最新のIPを開発するArmパートナー向けにデバイスがリリースされる前の開発用にのみ提供されています。Arm DS Gold Editionのすべての機能が含まれ、さらにArmから発表された最新のIPをサポートしています。詳細については、弊社 info-arm@dts-insight.co.jp までお問い合わせください。


2. インストール方法とIDEへの統合

Arm Compiler for Embedded 6.18 は以下のホストアーキテクチャとホストオペレーティングシステムをサポートします:

Host architecture Host operating system Toolchain download package サポートされる使用方法
x86_64 Red Hat Enterprise Linux 7
Red Hat Enterprise Linux 8
Ubuntu Desktop Edition 18.04 LTS
Ubuntu Desktop Edition 20.04 LTS
x86_64 Linux スタンドアロン製品として使用
Arm Development Studioに統合
Windows Server 2012
Windows Server 2016
Windows Server 2019
Windows 8.1
Windows 10
x86_64 Windows スタンドアロン製品として使用
Arm Development Studioに統合
x86_64 Windows for Keil MDK Keil MDKに統合
AArch64 Ubuntu Desktop Edition 20.04 LTS AArch64 Linux スタンドアロン製品として使用

注意:

ツールキット、例えばArm Development Studio の一部としてArm Compiler for Embedded 6.18 を受け取った場合、ツールキットのインストーラはインストールプロセスを実行します。
この場合、ツールキットのインストール手順に従ってください。

それ以外の場合、Arm Compiler for Embedded 6.18 の使用方法に応じて適切なインストール場所を選択する必要があります:


関連する手順については以下を参照してください:


3. フィードバックとサポート

お客様からのフィードバックは我々にとって重要です。
製品のいかなる側面についても、障害報告と改善に関する提案を歓迎します。
不具合修正と機能拡張は、Arm Compiler for Embedded maintenance ポリシーに従って将来のリリースに対して検討されます。
プロジェクトに長期保守要件または機能安全要件がある場合、 LTSおよび機能安全認証版 のArm Compiler for Embedded FuSa の使用を検討してください。
フィードバックあるいはサポートが必要な問題について、お仕事あるいはアカデミックなE-mailアドレスを使用してお客様の製品の購入元にご連絡をいただくか、可能であれば https://support.developer.arm.com でcaseをオープンしてください。
必要に応じて、以下の情報をお書き添えください:


当社へのお問い合わせは、 こちら


4. リリース履歴と変更

以下に、Arm Compiler for Embedded 6.18 シリーズのリリース日付を示します:

以下に、Arm Compiler for Embedded 6.18 での新しい機能と修正された不具合の概要を示します。

Arm Compiler for Embedded 6.18 は長期メンテナンスリリースではありません。Arm Compiler for Embedded maintenance ポリシーに従って、今後のリリースにおいてさらなる不具合修正と機能拡張が検討されます。

以下の情報には、技術的な不正確さや誤植が含まれる場合があります。
それぞれの変更点には、ユニークな識別子SDCOMP- が割り振られています。
もしArmへこのリリースノート内の特定の問題について連絡が必要な場合、適切な識別子を通知してください

Arm Compiler for Embedded 6.18 での変更点

以下に直前のリリースであるArm Compiler 6.17 からの変更点を示します。

Arm Compiler for Embedded 6.18 での一般的な変更



Arm Compiler for Embedded 6.18 での機能改善

armclang

armlink


ライブラリとシステムヘッダ


Arm Compiler for Embedded 6.18 で修正された不具合

armclang

armlink

fromelf

ライブラリとシステムヘッダ

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