適用範囲:
概要
最新のPC を使用していますが、古いバージョンの Keil ツールを実行する必要があります。現在の環境で古いバージョンを実行できますか?
どのような機能が使用できなくなったり、困った点が出てきますか?

回答
新しい機能
機能のほとんどは前方互換性がありますが、後方互換性はありません。特別な条件や変更の詳細については、FAQ内のバージョンの差分情報 "What's New in the MDK-ARM ( VER-E-01 )" のエントリをご覧いただくか、必要に応じてお使いのツールバージョン等詳細を併記の上 サポート にお問い合わせください。

Windows OSサポート
Keil ソフトウェアツールの各バージョンは、リリースの時点で有効なバージョンのオペレーティングシステムでテストされています。
特定のWindows オペレーティングシステムより前にリリースされたKeil ソフトウェアのバージョンの場合、そのOSでは動作しない可能性があります。詳細については以下のエントリを参照してください。

ライセンシング関連
Keil ソフトウェアツールの一部のバージョンはFlexNet Licenseing の場合、特定のバージョンの Flexnet Publisher でのみ動作します。
詳細については、 ARM Product Updates のリリース ノート、またはFAQ内のバージョンの差分情報 "What's New in the MDK-ARM ( VER-E-01 )" のエントリを参照してください。

非常に古いバージョンのC51ではシリアル番号(Product Serial Number:PSN)とアドオンディスクが使用されていました。このような構成のC51を使用するには、 C51: Using C51 Version 7.50 with a C51 Version 8/9 PSN で詳細を確認してください。

機能
以下は、注目すべき機能のリスト、Keil ツールのバージョン、および各バージョンuVision IDEがいつ最初にリリースされたかを示しています。
日付 ツールバージョン uVisionのバージョン
(UV4.exe)
ノート
Apr 22, 2002 C51 8.00 2.30 Keil ULINK v1 リリース
Jul 21, 2005 C166 6.00 3.20a C166 Node-Locked, Single-User PSN 公式リリース
Sep 23, 2005 C51 8.00 3.21 C51 Node-Locked, Single-User PSN 公式リリース
Apr 19, 2006 C251 4.01 3.31 C251 Node-Locked, Single-User PSN 公式リリース
Mar 27, 2006 MDK 3.00a 3.31 MDK Node-Locked, Single-User PSN 公式リリース MDKにArm RealView Compiler が同梱
Jan 15, 2007 MDK 3.04 C166 6.06 C51 8.06 3.50 ULINK2 をサポート
Jan 30, 2007 Microsoft Windows Vista リリース
Jun 23, 2008 C51 8.15 3.62c C51ツールチェインで ULINK2 をサポート
ULINK v1 サポート終了
Mar 26, 2009 C51 8.18 3.8 Infineon(旧Cypress) PSOC Edition リリース
Sep 22, 2009 MDK 4.00 4.00 MDK-Basic edition(256k 制限付) リリース
新しいライセンス方式追加
Oct 22, 2009 Microsoft Windows 7 リリース
Jan 28, 2010 MDK 4.03a 4.00u ULINK Pro をサポート
Mar 15, 2011 MDK 4.20 4.204.20.03 MDK-Professional edition リリース
RL-ARM の非個別提供化
Sep 27, 2012 MDK 4.60 4.60.00 FlexNet(旧称 FlexLM) floating licensing 対応
MDK Cortex-M editionリリース
Oct 26, 2012 MDK 4.50 Microsoft Windows 8 リリース
Feb 06, 2013 MDK 4.70 4.70.00 FLF: linger time が1時間から1分に短縮
  • 重要! 異なるlinger time のUV4 IDE のバージョン間で同じFLFの使用不可
Oct 4, 2013 MDK 5.00 5.0.00 MDK5 リリース
CMSIS-Pack サポートや Manage Run-Time Environment(RTE) など多くの新機能とユーザフローが追加
MDK v4スタイルのプロジェクトは Legacy pack のインストールによってサポート
プロジェクトファイルの拡張子が.uvprojx に変更
Oct 17, 2013 Microsoft Windows 8.1 リリース
Oct 29, 2013 MDK 4.73 4.73.0.0 ULINK Pro D をサポート
Mar 01, 2014 MDK-Basic edition(256k制限付) は段階的に廃止され、MDK Cortex-M edition への置き換え開始
Apr 8, 2014 Windows XP Extended サポート終了
ユーザは新しいOSへの移行が必須
Sep 24, 2014 MDK 5.12 5.12.0.0 Options For Targetウィンドウtargetタブからコンパイラバージョンの選択が可能に
FlexNet Publisher V11.12.1.0以上 の使用が必須化
Tool variant(別のコンパイラバージョンの選択)でARMCC v5.02以降に対応。詳細は こちら を参照
MDK Professional Evaluation(別名7-Day trial)リリース
Feb 13, 2015 MDK 5.14 5.14.0.0 STMicroelectronics MDK Cortex-M0/M0+ 256k edition リリース
May 28, 2015 MDK 5.15 5.15 Keil MDKがArm Developer Studio (Arm DS)のFlex floatingまたはFlex node lockedライセンスで使用可能に
詳細は こちら を参照
Jul 29, 2015 MDK 5.16a Microsoft Windows 10 リリース
Oct 30, 2015 MDK 5.17 5.17.0.0 ULINKPro, ULINK2 でWindows 8およびWindows 10をサポート
詳細は こちら を参照
Nov 1, 2015 FlexNet Publisher V11.13.1.2 でセキュリティ脆弱性を修正
May 09, 2016 MDK 5.20 5.20.0.0 MDK-Plus edition( こちら も参照)をMDK Standard editionに置き換え
一部のCortex-A, ARMv8-M アーキテクチャをサポート
Keil MDKでArm Compiler 6 のサポートを追加 Keil MDKでWindows XP サポート を終了。詳細は こちら を参照
Nov 11, 2016 MDK 5.22 5.22.0.0 FlexNet Publisher V11.14.0.0以上 を必須化
Mar 13, 2017 MDK 5.23 5.23.0.0 MDK-Essential edition リリース(MDK Cortex-M editionの置き換え) ULINKplus をサポート FlexNet Publisher V11.14.1.0以上を必須化
Apr 11, 2017 Windows Vista Extended サポート終了
ユーザは新しいOSへの移行が必須
Apr 30, 2018 MDK 5.23 5.23.0.0 Windows 10 "April 2018 Update v1803"(別名RS4) をサポート
このアップデートはArm Compiler 6ライセンシングに問題あり
Sep 10, 2018 MDK 5.26 5.26.0.0 Keil MDK は32-bit Microsoft Windows OSのサポートを終了。64-bit OSへ移行が必要
MDK-Nuvoton edition 追加。詳細は を参照
Nov 18, 2019 MDK 5.29 5.29.0.0 Keil MDKの7 day trial 提供終了
MDK-Professional Evaluation (30 day trial) オプションをリリース
Jan 14, 2020 Windows 7 Extended サポート終了
ユーザは新しいOSへの移行が必須

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