以下のセクションではリリース時の製品とクオリティステータスについて記載します
Arm Development Studioはお客様のビルド、コーディング、デバッグを助け、Armベースのプロジェクトを高速に最適化します。高効率のマイクロコントローラアプリケーションを作成するためにデバイスの立ち上げからアプリケーションデバッグまで、Development Studioによってお客様はより優れた製品を競合他社に先駆けて市場に投入いただけます。
サポートデバイスの完全なリストは
Supported Devices
のページを参照してください。
本製品の使用に関するサーベイは、発売後一定の時間継続して行われます。
https://www.surveymonkey.co.uk/r/Arm-Development-Studio
にてフィードバックを行っていただく事を歓迎します。
Arm Development Studio IDE
Arm Development Studio IDE は、Arm ベースのプロジェクトの作成、構成、ビルド、デバッグ、および最適化を可能にする Eclipse ベースのグラフィカル フレームワークです。
Arm Compiler
Arm Compiler 6ツールチェインによってArmv6-M、Armv7、Armv8、およびArmv9アーキテクチャを含むArmプロセッサの全レンジに対する高度に最適化された組み込みアプリケーションをビルドできます。
Arm Debugger
Arm DebuggerはArmプロセッサベースのターゲットおよび提供されているFixed Virtual Platforms (FVP)などのFast Models上でのソフトウェア開発をサポートするグラフィカルデバッガです。Arm DebuggerはArm ULINKおよびDSTREAMデバッグプローブファミリを使用したplatform configurationユーティリティによるSoC起動サポートを含みます。
Arm Fixed Virtual Platforms
Fixed Virtual Platforms (FVPs)はすべてのレベルのソフトウェアスタックについて開発とデバッグに対する柔軟性と使い勝手において理想的なコンビネーションを提供します。Cortex-A、Cortex-R、Cortex-MおよびNeoverseプロセッサ向けArm Development StudioではArm Fast ModelsをベースとしたFVPのライブラリが付属しています。加えて、Arm Development StudioではPlatform Configuration Editor (PCE)経由でArm Fast Modelsパッケージを使って作成したカスタムFVPもサポートしています。
Arm Streamline
Arm StreamlineはLinux、Android、RTOSおよびベアメタル組み込みシステムのシステム全般にわたるパフォーマンス解析を行えるツールです。Streamlineの可視化ツールによってArm CPUで実行されているソフトウェアのパフォーマンス上のボトルネック、あるいはArm Mali GPUやその他Arm IPで実行されているデータプレーンワークロードを簡単に識別できます。これに加えてアプリケーション中の主要な関数やコールパスを識別するホットスポットソフトウェアプロファイラがあり、システムプラットフォーム全体のパフォーマンスチューニングを可能にします。
Arm Graphics Analyzer
Arm Graphics Analyzerはアプリケーションから呼び出されるOpenGL ES、VulkanおよびOpenCLのAPIをキャプチャして視覚化できます。これにはアプリケーション資産のキャプチャやアプリケーションフレームバッファのデバッグ可視化が含まれます。これらの機能を利用してレンダリングの問題の原因となっているAPI呼び出しを特定し、非効率なレンダリングやパフォーマンスの問題を簡単に特定できます。Arm Graphics Analyzerは以前はMali Graphics Debuggerと呼ばれていました。
リリースステータス
Arm Development Studio 2023.1ソフトウェアのリリース済み製品です。
本リリースでの変更点
Arm Development Studioの本リリースでは以下の変更が行われました。
プロセッサおよびアーキテクチャサポート
以下のプロセッササポートが追加されました:Arm Compiler for Embedded
本Arm Development Studioのに含まれるArm CompilerはArm Compiler for Embedded 6.21にアップデートされました。本バージョンの詳細については Release Note を参照してください。Arm Debugger
Arm Debuggerには、以下の新機能と拡張機能を含みます:
print gcs
コマンド及び
info gcs
コマンドを含む Guarded Control Stack(GCS)アーキテクチャ拡張のサポート
--use-legacy-parser
(または
-lp
) を使用します。 GCCバージョン 11 以降では、デフォルトで DWARF5 が生成されます。 Arm Compiler for Embedded 6 は DWARF5 を生成することもできます (
-gdwarf-5
を使用)。ただし、バージョン 6.21 (Arm Development Studio のこのリリースで提供されている) 以降を使用する必要があります。
--connect-hold-reset
および
--connect-pre-reset
) も使用できます。詳細については、Arm Development Studio の
ドキュメント
を参照してくださいArm Fixed Virtual Platforms
本Arm Development Studioのリリースに含まれるArm FVPはFast Models 11.23にアップデートされました。より詳細については Fast Models 11.23 Release Notes のページを参照してください。Arm Streamline
本Arm Development Studioのリリースに含まれるArm Streamlineはversion 8.8.0にアップデートされました。より詳細については Arm Mobile Studio 2023.4 Release Note のページを参照してください。Arm Graphics Analyzer
本Arm Development Studioのリリースに含まれるArm Graphics Analyzerはversion 5.12.2にアップデートされました。より詳細については Arm Mobile Studio 2023.4 Release Note のページを参照してください。Examples
以下を追加しました:
Supported Host Platforms
サポートされるホストプラットフォームは Getting Started Guideの Hardware and host platform requirements の章をご参照ください。
Arm Development Studioの詳細、システム要件およびインストールの手順については Getting Started のページをご参照ください。
Getting Started guideはArm Development Studioのインストレーションフォルダにも含まれており、Arm Development Studio IDEからアクセスできます。
DS-5から移行を行う際には、 DS-5 migration guide が迅速な移行のお役に立ちます。
チュートリアル、ドキュメントおよびビデオが Arm Development Studio Resources にあります。
技術的なご質問は弊社DTSインサイト
Armサポート
までお寄せいただくか、Arm社Arm Developerの
Support Services
サイトもご利用いただけます。
また、 Arm Community のWebサイトで、Arm Development Studioに関する質問やサポートケースを投稿することもできます。
この解答はお客様のお役に立てましたでしょうか?