以下の新しい機能がRVDSv3.1で加えられました。
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新しく追加されたプロセッササポート
−Cortex-M1
−Cortex-M3 revision 1
−Cortex-R4
−Marvell Feroceon (88FRxx)
−StarCore SC1200 DSP (デバッグサポートのみ)
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CoreSightサポート追加機能
・トレース関連コンポーネント
−Embedded Trace Buffer (ETB)
−Embedded Trace Macrocell (ETM)
−RealView Trace等のTrace Port Analyzer (TPA)接続用
オフチップトレースポートを持つTrace Port Interface Unit (TPIU)
−Trace funnel
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以下を含むEmbedded Cross Trigger (ECT)
−Cross Trigger Interface (CTI)
−Cross Trigger Matrix (CTM)
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以下を含むDebug Access Port(DAP)
−RealView ICE等のJTAGインターフェイスユニット接続用
JTAG Debug Port (JTAG-DP)
−JTAG Access Port (JTAG-AP)
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RVDS3.1はC/C++ソースコードプロジェクト管理用にEclipse Integrated Development Environment (IDE)を含むようになりました。
RealView Debuggerの変更点
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SoC DesignerターゲットおよびReal Time System Model(RTSM)ターゲットへの接続サポートが追加されました。
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ターゲットコネクションおよびユーザインタフェイスの設定が改善されました。
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マルチプロセッサターゲットに対する同期制御ユーザインタフェイスが改善されました。
RealView Debuggerの変更点に関する詳細な情報については、『RealView Debugger Essentials Guide』を参照してください。
RealView Compilation Toolsの変更点
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複素数とワイドI/O以外の完全なC99言語サポート
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NEONテクノロジ(ライセンスアドオン)のフルサポート
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組込用アプリケーションとともに使用可能なCマイクロライブラリ(microlib)が新たに追加されました。
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メディアおよびオーディオアルゴリズムの実装用にC55xとETSI intrinsicsを完全サポート
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ARMアーキテクチャベースのプロセッサのロウレベル機能に簡単にアクセスできるよう特定のコンパイラintrinsicsを提供
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コールグラフ、スキャッタローディングファイルおよび実行リージョンのセクション配置が改善されました。
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可搬性のあるイメージおよびオブジェクト中のIPに対するプロテクションが強化されました。
RVCTの変更点に関する詳細な情報については、『RealView Compilation Tools Essentials Guide』を参照してください。
NEONベクタライジングコンパイラは、アドオンとして提供されます。
RVDSとともにNEONベクタライジングコンパイラを使用する場合、ライセンスが別途必要となります。
このNEONベクタライジングコンパイラの詳細な情報は、『RVCT NEON Vectorizing Compiler Guide』を参照してください。
非推奨または廃止となる機能
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旧ADSオブジェクト/ライブラリサポート
--apcs /adsabiコマンドラインオプション経由の旧ADSオブジェクト/ライブラリサポートはなくなりました。
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RealView Multi-ICEおよびRemote Debug Interface(RDI)ターゲットサポートRDIサポートはRVDSから削除されました。
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RealView ICE 1.2以前のバージョンは、接続できません。
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ARM10トレースサポート
Embedded Trace Macrocell(ETM)v2のサポートはRVDSから削除されました。
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AXDおよびarmsd
AXDとarmsdはRVDS3.1には含まれません。