含まれるコンポーネント

RVDS v4.1 Standard Edition

RVDS v4.1 Professional Edition では以下も含まれます

What's new

このリリースでの新しい機能のサマリを以下に示します。詳細については、RealView Development Suite Getting Started GuideおよびRealView Debugger Essentials Guideを参照してください:
RealView Debugger

RVD v4.1およびそれ以前のリリースの差分の詳細については、リリースのマニュアル、RVD Essentials Guideを参照してください。

Real-Time System Models (RTSM)

ARM Compiler
このリリースはARM Compiler Version 4.1 Build713を含みます。 以下のドキュメントが新しいビルドに移行する手助けとなります。

過去およびv4.1のコンパイラの各ビルド間の差分情報の詳細については、以下のARM Compiler v4.1の最新のリリースノートをご確認ください: http://www.arm.com/products/tools/software-tools/rvds/updates-patches/arm-compiler-41-patch.php

Mentor Graphics Nucleus Evaluation Package
RealView Development Suiteとともに提供されるMentor Graphics Nucleus evaluation packageではNucleus Software IPおよび拡張されたRealView DebuggerおよびProfilerの結びつけられた機能を確認することができます。より詳細については、RealView Development Suite v4.1のWindowsスタートメニュー内にある"Nucleus for RVDS4.1"から確認いただけます。このメニューは、ARMのwebsiteにリダイレクトし、最新のMentor Graphics Nucleus evaluation packageをダウンロードできます。

ThreadX Plugin このリリースではThread X用RVDS OSアウェアネスプラグインは以下のURLにあるExpress Logicからダウンロードできます。
http://rtos.com/dev/downloads/arm_plugin もしこのリンクが切れている場合は support-sw@arm.com にお問い合わせください。

既知の問題

このリリースで判明している既知の問題は以下の通りです。
RealView Debugger
RVISSのセミホスティングにおける制限(DE 354439)
RVISSモデルへの接続時、セミホスティングの読み込み要求中のターゲット実行への割り込みが、RVDにおいて要求を行うイメージに対する制御を失うことがあります。RVDコンソールはセミホスティング経由で実行されているプログラムに対する入力を期待している場合、ターゲットを停止する前にプロンプトからデータの入力をおこなってください。
RTSMモデルにおいても同様の制限があります。セミホスティングの読み込みの実行中はRTSMターゲットから切断したり、停止したりしないでください。

Windows上でRVDを実行時、イメージがLinux上のgccでリビルドされてもRVDが検知しない(DE 638217)
●問題点
Linux上のgccでARMアーキテクチャベースのイメージをビルドしており、RVDをWindowsで実行且つLinux-hostedドライブからイメージを直接ロードしているケースです。もしLinux上のイメージをリビルドし、RVDにリロードすると旧イメージはリロードされます。RVDは古いinodeを参照したままでハンドルを管理しようとするため、この原因としてはWindowsとUnixファイルシステム間の相互作用によるものと考えられます。全てのデバッグ情報をすぐにロードしておらず、追加の情報がデバッグセッション中に必要とされるので、RVDはロードされたイメージのハンドルを管理しなければなりません。しかしながら、イメージがリロードされていないのに更新されたソースファイルはリロードされているので、デバッグセッションに混乱をきたします。
●回避策
イメージを"image.axf"としてビルドし、rename処理ではなくcopy処理をつかって名前を変更してください。例:  cp image.axf final.axf && rm image.axf

こちらは使用しないでください:mv image.axf final.axf

ARM Workbench IDE
C indexerが一部のインラインアセンブリ言語を識別しない(DE 368789)
ビルトインC/C++ parserはARMアセンブリ言語を意識しません。C/C++ソースファイルがインラインARMアセンブリ言語を含む場合、parserは混乱しエラーマーカーを一部の行にマークします。RealViewツールチェインを使ってプロジェクトは正常にビルドされるので、この動作は顕著な影響を与えることはありません。

パスにスペースが含まれたライブラリをリンクしたときの問題(DE 588166)
リンカが実行されると、追加されたライブラリへのパスにスペースが含まれるものがある場合、正しく扱われずリンカエラーが発生します。この問題の回避策はproject propertiesを開き、C/C++ Build -> Settingセクション内ARM RealView Linker 4.0の下にあるDirectoryノードに移動します。スペースを含むライブラリへのパスを囲むダブルクォートを削除するよう編集します。次のbuilderに管理されているビルドではリンカの実行時に正しくパスを参照します。または、ワークスペースに対する相対パスに修正を行います。例:../../myproject/Debug/mylibrary.a

ARMアセンブラエディタでコンテキストセンシティブヘルプが表示されない(DE 442063)
以前のARM Workbench IDEのリリースではアセンブラエディタで個々のARM命令に対してコンテキストセンシティブヘルプに対応していました。この機能はこのリリースでは失われています。

Eclipse Internal Builderエラー(DE 738063)
Eclipseでプロジェクトをcleanする時、Eclipseが"Internal Builder: Exec error:Launching failed"エラーを返します。プロジェクトはcleanに成功しますので、このエラーメッセージは無視して問題ありません。

Simulation Targets
ISSMターゲットが"Load Image"ダイアログからmain関数に渡されたコマンドライン引数を意識しない(DE 410631) ISSMシミュレーションターゲットで"Load Image"ファイルダイアログ経由で設定された"main"関数に対するコマンドライン引数はRVDによって渡されません。ISSMターゲットに対するプログラム引数を渡すにはsemihosting-cmd_lineコンフィグレーションパラメータを使用してください。ISSMターゲットの設定の詳細については付属のマニュアルRealView Debugger Target Configuration Guide内section 2.5(Customizing an ISSM Debug Interface configuration)を参照してください。

RealView Debuggerから複数のRTSMへの同時接続がサポートされない(DE 514865) Real View Debuggerから一度に1つ以上のRTSMに接続すべきではありません。これを行った場合、クラッシュを含む予期しない現象が発生することがあります。

PMUおよびMMUを有効にした場合RTSMへのイメージのリロードに失敗する(DE 591316) RealView Debuggerでは、一部のメモリリージョンがread-onlyにセットされるようなPMUまたはMMUが有効なイメージを前に実行していた場合、RTSMモデルへの接続時にイメージのロードまたはリロードをすると失敗することがあります。このようなケースにおいてイメージのロードを成功させるには、RVDのTarget->Resetメニューからターゲットを最初にリセットする必要があります。

DSTREAM
RealView DebuggerをDSTREAMと使用するとrun-controlデバッグやオンチップEmbedded Trace Bufferのトレースが可能になります。RealView DebuggerおよびARM Profilerは外部トレースポートからDSTREAMトレースバッファへのトレースデータの収集をサポートしていません。外部トレースポートからのトレースのキャプチャにはRealView ICEと RealView Trace 2を使用してください。

RealView ICE
RVI v4.2をLinuxコマンドラインから使用するときには正しい環境のセットアップが必要
RVI v4.2ツール(CSATなど)を古いバージョンのRVIやRVDSがインストールされているlinuxコマンドラインから実行すると、互換性の無いバージョンのランタイムライブラリをロードする可能性があり、接続に失敗することがあります。
この問題を避けるにはコマンドラインからRVI v4.2ツールを実行する前に提供された環境セットアップスクリプトを実行してください:

cd <install root>
source rvi_4_2_env.posh


コマンドラインから使うためにRVDSツールセットをセットアップするためのスクリプトを実行する場合(RVDS41env.poshなど)、rvi_4_2_env.poshが後から実行されるよう確認してください。

システムリセット(nSRST)をi.MX31プラットフォームで実行時、ETBでのトレースデータ収集に失敗する
i.MX31プラットフォームでのシステムリセットはETBプログラミングのリセットを引き起こします。これによりRVDSのアナライザ接続がトレースのキャプチャに失敗します。この現象の回避策は、reset実行後、analyzerウィンドウから切断して再接続します。

Cortexコアで範囲ブレークポイントがサポートされない
メモリアドレスの範囲を対象とするRVI v4.2のブレークポイントはCortex-A8, Cortex-A9およびCortex-R4ではサポートされません。

CSATログファイルの生成に失敗する
CSATがファイルの生成を許されていないディレクトリにインストールされていると、エラーメッセージ"Error : Failed to open logfile CSAT.LOG"が実行時に表示されることがあります。現状、CSATのロギング機能には障害があります。

この問題には3つの回避策があります:
1)ユーザの生成したファイルに対して正しいログファイル名とパス名を渡して、ロギングを再度有効にする。

これはCSATのインタラクティブなコマンドラインから以下のコマンドを使用するか:

log <writeable-directory>/<filename>

例:
log /home/me/log_dir/mylog.txt

または、CSATバッチファイルを使用している場合は同様の行をファイルの先頭に挿入します。

2)書き込み可能な場所からCSAT実行形式を起動します。実行されるRVIツール用の環境はインストール時に正しくセットアップされます。単純に書き込み可能なディレクトリへ移動して、"csat"と入力すると、プログラムが実行され、カレントディレクトリにログファイルが生成されます。

3)CSATのインストール環境を他のディレクトリ(OSに対して適切な環境を用意しておいてください)にコピーし、そこから実行します。

Windows OSでは以下のファイルが必要です:

csat.exe 
boost_thread-vc71-mt-1_31.dll 
rvicomms.dll 
rvt_cli_cmds.dll 

Linux OSでは以下のファイルが必要です:

csat 
libcli_cmds.so 
libeditline.so 
librvicomms.so 
libboost_thread-gcc-mt-1_31.so.1.31.0 

DSTREAMユニットとデバッグおよびトレースの両方のコネクタのあるボードへの接続
デバッグとトレースのコネクタの両方を持つターゲットの場合で、トレースコネクタがデバッグ信号出力をする場合、DSTREAMユニット使用中はトレースコネクタ経由でデバッグを行う事を推奨します。トレースを必要としないデバッグを行う場合はターゲットからトレースのmictorケーブルを抜いておくことを推奨します。これはトレースのリードに存在するスタブが生成されるため、これらがDSTREAMによって生成されたデバッグ信号と競合する可能性があるからです。

LVDSプローブとRealView ICE接続でSWD使用時のJTAGリボンケーブルを切り替えたときの問題
以前の接続でSWDとRealView ICEユニットを使用しており、今回は接続できない場合に、RVDSにおいてRealView ICEの接続を再設定したときに問題が起きる可能性があります。
次の流れが発生します:

  1. RVDSは以前の設定ファイルをRVConfigに供給します
  2. RVConfigはユニットへの接続を行うために設定ファイル中のユニットアドレスを使用します
  3. ユニットがもう接続できないとき、RVConfigはエラーをレポートし、他のRealView ICEユニットに接続するよう促します
  4. ユーザがLVDSケーブルを接続していないか、SWDをサポートしていないLVDSケーブルを接続したRealView ICEを選択すると、以下の"Configuration Error"メッセージによって新しいユニットとの接続に失敗します: "This configuration requires an SWD connection. The RVI does not support SWD. Please ensure the correct probe is connected between the RVI and the target"

この問題の回避策は次のいずれかとなります:

  1. 既存のものを再設定したものではなく新しいRVDSの接続設定を生成する。既存のものは削除可能
  2. SWDが使用可能なLVDSケーブルとRealVIEW ICEユニットの組み合わせを使用する

USBドライバをMicrosoft Windows 64-bit OSにインストールするときの問題
Microsoft Windows 64-bit OSにRVIをインストールするとき、USBドライバのインストールに失敗することがあり、インストールログにエラーが表示されます。この問題を回避するには、Windows Plug and Playインストーラを利用して、<install root>RVIDriversusb_drivers.5のUSBドライバを手動でインストールします。Windows Plug and PlayインストーラはUSB経由で電源の入ったRVIを接続すると起動されます。

WindowsへのRealView ICE USBドライバインストール時のセキュリティ警告
Windows上のインストール時に次のような警告が表示されることがあります。"Windows can't verify the publisher of this driver software"または"The software you are installing has not passed Windows Logo testing"これらの警告はRealView ICE USBドライバのインストール中に発生しますが、これを無視しても安全にインストールを行う事ができます。

i.MX31プラットフォーム上でのシステムリセット(nSRST)によりETB内へのトレースデータ収集に失敗する
i.MX31プラットフォーム上でのシステムリセットはETBプログラミングもリセットしてしまいます。そのためRVDアナライザ接続でのトレースのキャプチャに失敗します。この問題を回避するには、リセット実行後にアナライザウィンドウから切断して、再接続します。

RVILoadおよびRVIGDBConfigが完全に定義されたホスト名のみ受け付ける(DE 591518)
RVILoadおよびRVIGDBConfigユーティリティでドメインを含まないホスト名を解決することができません。この問題を回避するには、RVConfig内のコンフィグレーションを作成するときに、例えば、rviunit.yourdomain.comのような完全なホスト名を常に定義することです。

OMAP SOCの実装でのWFI(DE 719105)
ARM Cortexコアはコアに処理をサスペンドさせ、割り込みまたはデバッグイベントが発生するまで低消費電力モードに入らせるWait For Interrupt(WFI)命令をサポートしています。一部のTI OMAPの実装ではこのモードへのエントリがデバッグを無効にし、RealView Debuggerでのデバッグセッションを続けたり、開始することを不可能にします。

この問題はWFI命令を実行するあらゆるアプリケーション(例えばLinuxカーネル)で発生する可能性があります。この問題は2つの方法で解決可能です:WFI命令の実行を防ぐ、またはRealView ICEユニットの追加の機能を有効にする。

●WFI命令の実行を防ぐ: デバッグ中にWFIの使用を無効にする、カーネルコンフィグレーションオプションを見つけます:
'System Type'->'TI OMAP Implementations'->'Disable WFI in idle mode'

もし、このオプションが有効でなければ、お使いのTIデバイス用の最新のカーネルBSPパッチを適用してください。

●RealView ICEユニットの追加の機能を有効にする:
デバッグロジックを継続的にモニタするための追加のRealView ICEユニット(ファームウェアbuild 4.0以降)の機能を有効にすることができます。もしデバッグロジックの電源がダウンしていたら、オン状態にスイッチバックされ、デバッグ接続が再構成されてデバッグセッションが継続できるようになります。この機構は効果的ですが、パフォーマンスに影響を与えることがあり、RealView Debuggerの応答性と使いやすさにおいて影響がある可能性があります。この機能はrvcファイルに以下の変更を加えることで有効になります:
以下の行を変更します:

import LDDI def HandleOpenConn(a, type, c): enableOMAP() return LDDI.handleOpenConn(a,type,c) def HandleCloseConn(a, c): return LDDI.handleCloseConn(a,c) return 

上記を次のように変更します:

import LDDI def HandleOpenConn(a, type, c): enableOMAP() return LDDI.handleOpenConn(a,type,c) def HandleCloseConn(a, c): return LDDI.handleCloseConn(a,c) def Pollx(a,b,c): reinitOMAP(a,b,c) return 

続いて、RealView Debuggerを再起動します。変更を加える前に、rvcファイルのコピーを保存しておくことを推奨します。

Trace設定スクリプト
一部のプラットフォームにおける外部トレースをキャプチャするには、トレース出力ピンを有効にするために何らかのコンフィグレーションを行う必要があります。ARM ProfilerとRealView Debuggerの両方を設定するスクリプトはこの設定を行うために供給されています。

ARM Profilerは以下のプラットフォームをサポートしています:

RealView Debuggerは上記プラットフォームに加えて、以下もサポートしています:

ARM ProfilerスクリプトはProfilerContents.1.2platform_supportにあります。RealView DebuggerスクリプトはAT91SAM9263, i.MX25, i.MX31, i.MX51, OMAP35xx およびSTM32Eの各サブディレクトリ内の%RVDEBUG_INSTALL%etcにあります。

スクリプトは異なったトレースポート幅に対して提供され、出力したいトレースデータの幅にあわせて適切なものを選ぶ必要があります。これらのスクリプトはトレース出力のために使用されていないピンがどのようにプログラムされているかを想定します。必要であれば、必要とされる機能に対するピンをプログラムするためにスクリプトを変更しなければなりません。これらのスクリプトの実行方法の詳細については、ARM ProfilerおよびRealView Debuggerのマニュアルを参照してください。

ARM Profiler
注意:ARM ProfilerはDSTREAMハードウェアをサポートしません。ハードウェアターゲットのプロファイルを行うには、RealView Trace2を使う必要があります。

OMAP SOCインプリメンテーションに対するRealView Profilerのhot-connect(DE 718468)
一部のTI OMAPインプリメンテーションにおいてターゲットですでにアプリケーションが実行している場合に接続を行うと問題(主に、プロファイリングデータの欠落)が発生することがあります。このような問題はRealView ICEファームウェアのエンジニアリングビルドによって対応可能です:ARM technical supportにコンタクトをとってください。

プロファイラのシミュレーションモデルにおいてThumb状態の最初の命令を実行できない(DE 719553)
プロファイラ内のシミュレーションモデルにおいて、Thumbコードのエントリポイントを含むイメージを実行することができません。このコードはモデルに正しくロードされ、PCがセットされますが、プロセッサの状態がThumbにセットされておらず、イメージが正しく実行できません。これはMプロファイルのコアには影響がなく、RVCTでコンパイルされたイメージの場合は、通常ARM状態から起動し、後からオプショナルにThumb状態に切り替わるのでほとんど見られることがありません。

RVConfig 3.4以降のコンフィグレーションファイルのみサポート可能
全てのRVConfigファイルはRealView ICE v3.4以降を使って作られなければなりません(RVI v4.2はこのRVDSのリリースに含まれています)。古いバージョンで生成されたRVConfigファイルはARM Profilerと互換性がありません。

RealView Trace 2の互換性
ARM ProfilerとRealView Trace 2(RVT2)の互換性について解決するには、RVT2ファームウェアをアップデートする必要があります。これを行うにはRVT2がUSBケーブル経由でWindows PCに接続してあることを確認し、update_rvt2.exeプログラムを<install_dir>RVIToolsから実行してください。

bigエンディアン未サポート
ARM Profilerはlittleエンディアン処理に対するターゲットコンフィグレーションのみ接続サポートしています。bigエンディアン処理に対するターゲットコンフィグレーションについては、今のところサポートされていません。

複数のライセンスロケーションをサポートしない
ARM Profilerを実行するのに必要な全てのライセンスは同一のライセンスサーバに置かれている必要があります。複数にわたるライセンスファイルのロケーションの参照はライセンスエラーを引き起こすことがあります。

GTK 2.6以降がない場合、プログラムトレースパネル内のスクロールが反応しない
明確なポーズを行わずにプログラムトレースパネル内の大量データに対するスクロールを行うためには、Red Hat Linuxマシン上にGTK 2.6以降をインストールする必要があります。

Profilerのガイドによる最適化
ARM CompilerにおいてProfilerのガイドによる最適化機能を使用するには、.apd解析ファイルのあるディレクトリ内にあるlegacy.apaファイルを使用します。例えば、xvid_001.apdファイルを生成したのであれば、ARM CompilerにおいてProfilerのガイドによる最適化を行わせるためにxvid_001.apd/legacy.apaを指定します。

共有オブジェクト間で相互呼び出しが多量に使用されているアプリケーションのプロファイル時、ARM Profilerがメモリを使い尽くしてしまう(DE 719282)
共有ライブラリ間での相互呼び出しが多量に使用されると、ARM ProfilerがARM Workbench IDEが割り当てることのできる最大のメモリ容量を超えてしまうことがあります。デフォルトのRVDSインストレーションはARM Workbench IDEで1GB以内のRAMしか割り当てないように設定されています。この制限はARM Workbench IDEの起動コンフィグレーションで増やすことができます:
1)ARM Workbench IDE起動コンフィグレーションファイルを開きます。
 Windowsでは、ファイルはlauncher-win_32-pentium.iniという名前でデフォルトで次の場所にあります:
 Linuxでは、launcher-linux-pentium.iniという名前でデフォルトでは次の場所にあります:
 ~/.awide/4.0/launcher-linux-pentium.ini 2)-Xmx1gを含む行を探します
3)新しいRAMの最大サイズを上記の行に定義します。例えば、-Xmx2gは2GBまでのRAM、-Xmx1200mは1.2GBまでのRAMが使用可能となります。
4)ファイルをセーブしてARM Workbench IDEを再起動します。

ARM Workbench IDEは最大のRAMサイズを大きく設定しすぎると起動に失敗することがあります。最大として指定できるRAMのサイズはお使いになるオペレーティングシステムの影響を受けます。そのため、許される値を見つけるには少々の経験が必要です。多くのWindowsのバージョンでは大体1.2GB程度になります。多くのLinuxのバージョンでは2GBから2.5GBとなります。
ARM Workbench IDEのためにRAMの最大量を増やすこと自体は問題の解決にはならず、スタティックリンク時にアプリケーションの相互呼び出しを削減するかなくすことを推奨します。

RVDS v4.1 SP2は以下からダウンロード可能です。
(Professional/Standard共通):
https://silver.arm.com/browse/RVP41

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