フローティングライセンスを複数持っている場合、通常ですとライセンスサーバより先着順でライセンスが割り当てられます。しかしながら、特定のマシンの優先度が高く、そのマシンに対して常にライセンスを有効にするといったような利用形態の場合、オプションファイルの機能を使用することで実現可能です。

以下の手順で設定を行って下さい。

    1. 一旦動作しているライセンスサーバーデーモンを終了して下さい。

    2. オプションファイル(テキスト形式のファイル)を作成します。
    常にライセンスを割当てたいマシンのために、ライセンスを常にリザーブするようにオプションファイルを作成します。
    オプションファイルには、以下のようなテキスト行を指定します。
    ("CHERRY"の部分に常にライセンスを割当てたいマシンのホスト名を指定します)

    RESERVE 1 ds_debugger_hazel USER CHERRY RESERVE 1 ds_debugger_cli_hazel USER CHERRY RESERVE 1 ds_graphics_debugger_hazel USER CHERRY RESERVE 1 ds_model_hazel USER CHERRY RESERVE 1 ds_profiler_hazel USER CHERRY RESERVE 1 mdk_pack_hazel USER CHERRY


    3. ライセンスファイルにオプションファイルを指定する。
    サーバ側ライセンスファイルのVENDOR行に以下のようにオプションファイルを指定して下さい。オプションファイルの場所は任意で変更して下さい。 オプションファイルの指定は必ずフルパスでお願い致します。
    VENDOR armlmd options=/opt/arm/license/rsv.opt

    4. ライセンスサーバデーモンを起動し直して下さい。

オプションファイルの詳細については、Armのライセンスサーバソフトウェアダウンロードページ『 Download FlexNet Publisher 』から入手いただける"FlexNet Publisher License Administration Guide"内、 Managing the Options File の章に記載されておりますのでご参照下さい。


RVDS3.0のライセンスを占有するオプションファイルの例は こちら
この例では、ホスト名arm-work01/arm-work02/arm-work03からなるグループ:RVDS30_GRPが、RVDS3.0のライセンスを2本占有するということになります。

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