適用範囲:Arm Development Studio, DS-5, RealView Development Suite (RVDS), ARM Developer Suite (ADS)
今現在使用されているフローティングライセンス数は以下のコマンドをサーバ上で実行します。
lmutil lmstat -a
ライセンスサーバのログは使用状況のレポート用としては意図されておらず、この点についてはログファイルのヘッダテキストに記載されていることに注意してください。
lmstatユーティリティは以下のような出力を行います:
C:Flexlm>lmutil lmstat -a -c ポート番号@ライセンスサーバ名またはIPアドレス lmutil - Copyright (c) 1989-2006 by Macrovision Corporation. All rights reserved. Flexible License Manager status on Tue 6/2/2009 13:50 [Detecting lmgrd processes...] License server status: 8224@myserver License file(s) on myserver C:Licensesmylicensefile.txt: myserver: license server UP (MASTER) v10.8.8.0 Vendor daemon status (on myserver): armlmd: UP v10.8.8.0 Feature usage info: Users of rvd_arm: (Total of 10 licenses issued; Total of 1 license in use) "rvd_arm" v4.0, vendor: armlmd floating license ngnere clientpc CLIENTPC (v4.0) (myserver/8224 301), start Thu 6/2 14:01 Users of rvd_rtos: (Total of 10 licenses issued; Total of 0 licenses in use) Users of rvd_trace: (Total of 10 licenses issued; Total of 0 licenses in use)
etc...
この例ではコマンドが実行されたとき、全部で10シートの rvd_arm に対するライセンスが存在し、そのうち1つがユーザ" ngnere "によって" clientpc "というコンピュータ上で使用されています。残り9シートが使用可能です。
lmstat コマンドはその時点でのライセンスの使用数のみをレポートします。一定の期間内、(例:一晩のビルド実行時)に使用された最大のライセンスシート数を知るのには何が便利でしょうか。lmstatコマンドはこの情報を出力しませんが、推測するための方法があります。
1) lmstat
適切なスクリプトを書くことによって、
lmutil lmstat -a
コマンドを通常の方法で実行し、後からテキストパーサーを用いてこの解析して、期間内における特定の
FEATURE
または
INCREMENT
行に対するユーザ数を知ることができます。どのくらいの頻度でライセンス使用状況のスナップショットを取得するかを、このデータを集めるために費やすCPU時間とのバランスで検討する必要があります。
2) ログファイル
ライセンスサーバは全てのライセンスのチェックインおよびチェックアウトをログに残します。ログファイル名はライセンスサーバ起動時に指定することができます(
lmgrd -c <license file> -l <log file>
)。以下が出力例です:
... (armlmd) IN: "compiler" user@client (armlmd) OUT: "compiler" user@client (armlmd) OUT: "armlink" user@client (armlmd) IN: "compiler" user@client (armlmd) OUT: "compiler" user@client (armlmd) IN: "compiler" user@client (armlmd) OUT: "compiler" user@client (armlmd) IN: "compiler" user@client (armlmd) OUT: "compiler" user@client ...
このアプローチは多くの制限があります。特に、スクリプトが正確な結果を得るために、全てのチェックアウトおよびチェックインがカウントされている完全なサーバログが必要になります。
特定の期間のシートの使用数解析したい場合は、その期間の間だけのサーバログを利用することが便利です。
これはサーバを再スタートすることで可能ですが、複数人の開発者がサーバにアクセスしている場合など、いつでも再スタートが可能とは限りません。
その場合、lmutil
lmswitch
コマンドによって新しいログファイルを生成させることも可能です。
上記のコマンドについては、FlexNet ライセンスサーバソフトウェアとともに提供されるLicense Administration Guideを参照してください。
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