ハードウェア:
ARMコアにEmbedded Trace Macrocell(ETM)が含まれている必要があります。
Intel XScaleテクノロジをベースとしたプロセッサを使用している場合、XScale固有のトレースハードウェアが供給されており、これにより制限付きトレースを行うことができます。
デバッガ:
ADSに含まれるAXDデバッガでは、単体でのトレースサポートを行っていません。
AXDをトレースに対応させる為にTrace Debug Tools(TDT)をインストールする必要があります。
一方、RVDの場合はTDTは不要ですが、トレースの機能を有効にするには別途トレースのライセンスを必要とします。トレースのライセンスはデフォルトでは、RVDSの一部として供給されています。
RVDは、ARM社製トレースポートアナライザ(Multi-ICE, RealView ICE)経由でのトレースキャプチャのみサポートしています。
トレースポートアナライザ:
ほとんどの環境では、収集し、バッファしたトレース情報をデバッガから読み出すためにMultiTraceやRealViewTraceといったTrace Port Analyser(TPA)を必要とします。
もし、使用しているARMシステムがオンチップEmbedded Trace Buffer(ETB)を含んでいる場合、通常トレース情報はETBからJTAG経由で転送されるためTPAは不要となります。
Intel XScaleテクノロジをベースとしたプロセッサを使用している場合、TPAは不要です。
限られた量で生成されたトレース情報は、XScaleのオンチップトレースバッファからJTAG経由で読み出されます。
JTAGコントロール:
Multi-ICEのようなJTAGコントロールシステムは、トレース情報の収集のためにETMがプログラムされている必要があります。
オンチップETBやXScaleベースのシステムを含むようなシステムの場合、デバッガにトレース情報を転送するためにもJTAGが使用されます。
アンケートにご協力お願いします
この解答はお客様のお役に立てましたでしょうか?
役に立った
情報が足りない
意味がわからない
探していたのと違った
検索に戻る