新機能を追加&新対応マイコン「ソフトウエア影響構造分析ツール」Ver4.00をリリース
DTSブログ
更新日:2020/08/31
「Re:Zolver」は、ソフトウェア内部構造の可視化やプログラムの追加・変更を
行ったとき、その影響がどこまで及ぶのかを調査・解析することが可能な
ソフトウェア影響・構造分析ツールです。

Ver4.00をリリースしました。
以下の機能を追加/強化しました。

1. 差分分析の強化
分析ファイル1(派生元)、分析ファイル2(派生開発)に対し基準を設定し、影響分析に対して、影響が消滅した関数、影響が発生した関数を正確に分析しグラフ化を実現しました。

2. 変数分析の強化
変数アクセス分析を実施しマトリクス表示
システム全体で変数を軸にアクセスしている関数をマトリクスで表示しました。Read/Write/参照の情報を記載し、差分分析にも対応しました。
差分による変化を上下段に分け表記することで判断することが可能になっています。
影響分析/差分分析/変数リスト/変数アクセス分析において構造体/構造体型配列にも対応しました。

3. 2ファイル間関連分析機能の追加
システム全体で関連しあう2ファイルのコールパス関係を分析。
開発をしていく上で、部品化、移植のしやすい構造にする為に各モジュールの依存度を減らしておく必要があります。
極力、一方向の依存関係にすることで部品として扱いやすくなります。
システム全体がどのような状況にあるかを確認しリファクタリングの指標にすることが可能です。


■新対応コントローラ/コンパイラ
・コントローラ:TriCore™ AURIX™(インフィニオン)
・コンパイラ:Green Hills Software 対応バージョン:Compiler 2017.5




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