組込み開発のことを知らなくても
自分の仕事が好きならやっていける

受託開発エンジニア

IoEソリューション事業部
2014年入社

文系出身者だけど興味があったプログラム

私は文系出身者で、大学を卒業するまで組込み製品開発の知識は全く持っていませんでした。大学の一般教養で受講したプログラムに関するカリキュラムが面白かったので「プログラマーになるのもよいかも」と思ったことが、エンジニアの世界に入ることを目指したきっかけです。就職活動の時は組込み開発の会社を複数受験し、内定も数社いただきました。

その中から当社を選んだ理由は、子供じみた言い方かも知れませんが「楽しそうな会社だ」と思ったからです。
私が就職活動していた時、当社の会社説明会では先輩社員から現場の声を聞くための「おしゃべり会」のような時間がありました。出席していた先輩社員が、若手の社員だけではなく、割とベテランの方もいて、皆さんが分け隔てなく楽しく会話されていたことがとても印象に残りました。この時に「年齢に関係なく皆が楽しそうに話し合える会社であれば、自分のやりたい仕事にも打ち込むことができるのでは」と思い、入社を決めました。

なんで、そんなにはやく解けるのだろう?

とは言え…入社した最初の頃は「私はエンジニアとしてやっていけるのだろうか?」と悩むことがありました。当時は3か月の社外研修を経た後、社内研修、並びに先輩社員からのOJTが同じく3か月ほどおこなわれ、その後配属チームが決定するという運びでした。社内研修の時の話です。先輩社員が新入社員に対して組込み開発に関する説明や簡単な問題を出題しながら研修は行われたのですが、私はその問題を解くことがなかなかできず、いつも最後まで先輩社員からの説明を受けていました。同期の仲間がさっさと問題を解き終わり退出していくなか、ひとり「なぜ、そんなにはやく解けるのだろう?」と落ち込んでいました。

今思うとこれが文系と理系の思考回路の違いだったのかもしれません。皆は「A=B」という前提条件を受け入れた状態で問題に取り組んでいることに対し、私はどうしても「Aはどういう理由でBと同じなのか」という理由がわからないと先へと進めませんでした。なかなか理解できない私に、指導する先輩が根気よく指導してくれました。どう考えても理解力がなく、且つ問題を解くスピードが遅い自分に最後まで愛想をつかさず丁寧に教えていただいたことが、今エンジニアとして仕事をしている自分をつくりあげたのだと思っています。

また、OJTの時のことです。担当していただいた先輩が「自分がOJTの時に指導してくれた先輩のことを今でも慕っている。だから自分が教わったことは同じように、あなたに伝えたい」と話してくれました。そしてOJTを終えた時、「ここで覚えたことは後輩に伝えていかなくては」と私自身も思いました。
文系の私がなぜ採用されたのかはわかりませんが(笑)大学で専門的な勉強をしてこなかった私が、いまエンジニアとして仕事ができるようになったのは「人を育てていく環境」がシステムや制度だけではなく社風として根付いているからなのだと思います。

何でも興味を持てる人なら楽しめる会社です

先ほどお話ししたOJTの時の話ですが「受託開発チームが使うツールの開発」を設計・実装・テストまでひと通りをひとりでおこないました。おかげで、正式配属されたチームでも自分のセクションはどのような役割なのかをすぐに理解することができました。このように組込み開発のことを全く知らなかった私でもOJTが終わった後にはひと通りの作業の流れを理解するまでに至ったのは「基礎知識がなくても好きならやっていける」環境があったからだと思います。
個人的には「いろいろなことに興味をもつ」性格だと思っています。あまり先入観をもたず面白そうならチャレンジするタイプです。そこで得た経験は仕事にもプライベートにも活きてくると思っています。そんなタイプの人は楽しめる会社だと思います。

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