2016/07/26
トレーサビリティ管理ツール 『microTRACER』 Ver. 2.4 リリース
お客様のご要望にお応えし、より使いやすさを向上させた microTRACER Ver. 2.4 をリリースしました。
『 microTRACER Ver. 2.4 』 の新機能/改善機能
- Redmine連携(要件管理、課題管理)
- Git連携
- マップ管理でのTRCファイルインポート機能
- マップ管理機能 操作性の改善
- 多段分岐表示でのプロパティ表示対応
- Microsoft Office(Word、Excel)対応強化
- ファイル単位でのトレース設定対応
- ライセンス認証方法の追加(USBドングル対応)
- トレーサビリティマトリックスのレポート出力内容の強化
- 個別タグ設定でのタグ重複表示対応
『 microTRACER Ver. 2.4 』 の新機能/改善機能の詳細
(1)-1 Redmine 連携(要件管理)
Redmine と連携しトレーサビリティを実現します。
要件管理での顧客要求の抜け漏れを確認することができます。
- Redmine に登録されるチケット情報をトレース構成要素として抽出します
- 個別タグ方式によりユーザーが関連付けを実施できます
- チケット内に記述される関連タグ(成果物に記載されるタグ)で関連付けが可能です
※Redmine 連携は有償オプションです
(1)-2 Redmine 連携(課題管理)
Redmineで起票された課題チケットと関連するドキュメント(成果物)内のタグとを関連付けることで、課題とその課題や不具合を修正したドキュメントとのトレーサビリティを確認することができます。
本連携により課題管理、変更管理を行うことが可能となります。
※Redmine 連携は有償オプションです
(2) Git 連携
Git と連携しトレーサビリティを実現します。
- Subversion 連携と同様に、構成管理ツールGit に対応します
- Git 内で管理される成果物をローカルに取り込むことで、Git内成果物とGit以外で管理されているドキュメントとのトレーサビリティを実現します
※Git 連携は有償オプションです
(3) マップ管理でのTRC ファイルインポート機能
マップ管理機能で作成済みのTRC ファイルを読み込めるようになりました。
マップ管理機能を後から導入されたお客様は既存環境からの移行が容易になります。
- マップ画面のトレース線上で右クリックすることにより、ポップアップメニューからTRC ファイルを読込むことができます
- 成果物(トレース設定ファイル)、トレース詳細設定を引き継ぎます
- 既に登録されている成果物は上書きされます
- マップ操作の利便性を向上します
(4) マップ管理機能 操作性の改善
プロジェクト管理機能の操作性を改善しました。
トレースの実行状態で、トレース実行が必要な場合をオレンジ線で表示されるようにしました。
成果物の登録の変更時などの場合が該当します。
これまで、成果物の変更がされた場合、トレース実行が必要ということで変更前のトレース表示ができませんでしたが、成果物変更時でも既存のトレース表示を可能にしました。
(5) 多段分岐表示でのプロパティ表示対応
1段トレース、多段トレースのみ対応していたプロパティ表示を多段分岐トレースでも表示できるようにしました。
- プロパティ表示と共に、フィルターでのプロパティを有効にします
- 多段分岐表示で、プロパティによるフィルタ表示がおこなえるようになります
- 制約事項
- 色識別対応は、次バージョン以降での対応となります
- 多段表示からのプロパティ設定はおこなえません
(6) Microsoft Office(Word、EXCEL)対応強化
Wordのコメント欄、テキストボックス、フィールドコードへのタグ記述に対応しました。
タグを本文中に記載できないケース、文書の可読性に影響させたくないケースにおいて有効利用できます。
Excel コメント、テキストボックス、オートシェイプへのタグ記述に対応しました。
タグ検索方法として、全セル検索、コメントのみ検索、オートシェイプのみ検索するモードを用意。
タグを本文中に記載できないケース、文書の可読性に影響させたくないケースにおいて有効利用できます。
(7) ファイル単位でのトレース設定対応
ファイル単位でのトレースタグ設定に対応しました。
- TRC ファイル、トレースタグ設定をExport したファイルをファイル単位で読み込み、独自のトレースタグ設定を可能にします(通常は、デフォルトの設定を適用)
- ファイル一覧の右クリックメニューで「Import」、「Export」できる、設定メニューを用意しました
- ファイルは複数選択することができ、複数ファイルに対して同一の設定を可能にします
- トレースタグ設定画面では、変更可能なフィールドのみを有効にして表示します
- 本項目で適用された(デフォルトの設定を適用しない)ファイル一覧は、識別のため色を変えて表示します
(8) ライセンス認証方法の追加(USBドングル対応)
ライセンス認証用USBドングル対応により、運用の幅を広げることができます。
- 外部に持ち出してトレース情報を確認することができます
- PCに縛られる運用ができない事情に対応できます
※USBドングルは有償となります
(9) トレーサビリティマトリックスのレポート出力内容の強化
トレーサビリティマトリックスの機能を強化しました。
- 基準トレース情報から紐付かないタグ一覧の出力を出力します
- レビュー目的としてトレーサビリティとして関連付けられないタグを確認することができます
(10) 個別タグ設定でのタグ重複表示対応
個別タグ設定でのタグ重複表示に対応しました。
- タグは「成果物に対して唯一であるもの」から「重複許可」に仕様を変更しました
- トレースタグ設定で「重複タグを有効にする」チェックボックスを追加しました
『 microTRACER 』 に関するお問い合わせ
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