2018/10/29
トレーサビリティ管理ツール 『microTRACER』 Ver. 2.8.0 リリース
お客様のご要望にお応えし、より使いやすさを向上させた microTRACER Ver. 2.8.0 をリリース
『 microTRACER Ver. 2.8.0 』 の新機能/改善機能
- Git連携における機能改善
- JIRA連携における機能改善
- Redmine連携における機能改善
- フィルター条件の改善
- Word成果物に目次がある場合におけるタグ抽出の制限を廃止
- Word成果物における連表形式の構成要素にサブテキストを追加
- microTRACERシステム構成の変更
- Subversion連携における変更履歴の表示範囲を指定する機能を追加
- Subversion連携における成果物の登録時間を短縮
- トレース表示する時間を短縮
- マトリクスビューのエクスポート機能
- トレーサビリティ対象のファイル一覧出力機能の追加
『 microTRACER Ver. 2.8.0 』 の新機能/改善機能の詳細
(1)Git連携における機能改善
Git連携機能において、以下の課題を解決しました。
- Git設定ダイアログで、複数のリポジトリを設定できるようになりました。
- リモートリポジトリの追加においてユーザー名とパスワード設定をできるようになりました。
- Git設定ダイアログで登録したリポジトリを、Git Browserから選択できるようになりました。
(2)JIRA連携における機能改善
JIRAサーバとSSL通信できるようになりました。JIRA設定ダイヤログにある証明書の設定のチェックボックスをチェックして、証明書ファイル名と証明書のパスワードを入力することでJIRAサーバとSSL通信が有効になります。
(3)Redmine連携における機能改善
Basic認証方式に基いてRedmineサーバとHTTP通信できるようなりました。Basic認証はRedmine設定ダイヤログにおいてBasic認証のチェックボックスをチェックした後にユーザ名とパスワードを入力することで有効になります。
(4)フィルター条件の改善
フィルター条件のJIRAシステムフィールドを拡張
JIRAの課題を成果物に登録した場合、フィルター設定ダイアログにおいてタグを絞りやすくなりました。
1.[フィルター対象]を[プロパティ]として選択した場合、JIRAシステムフィールドから選択できる項目を追加
2.1.で指定した課題をより詳細に検索するための条件演算子の選択肢を追加
フィルター条件の指定方法に正規表現を追加
トレース情報ウィンドウの[ツリー]タブや[マトリクス]タブにおけるタグ抽出結果を絞り込むための条件に以下を指定できるようになりました。
- 正規表現で条件を指定
[値]を正規表現で指定し、タグ抽出結果を絞り込みできます。 - フィルタ条件に一致しない結果を表示
[値]に指定した値に関連するタグを抽出結果から除外できます。
(5)Word成果物に目次がある場合におけるタグ抽出の制限を廃止
Word成果物からタグを抽出する場合、従来の以下の制限を廃止しました。
- タグ抽出条件に該当するタグが目次より前にある場合、タグを抽出できない
- 図表目次からはタグを抽出できてしまう
これにより以下の仕様になります。
A)目次の前からタグを抽出できる
B)図表目次からはタグを抽出できない
C)目次からはタグを抽出できない
D)目次以降からはタグを抽出できる
(6)Word成果物における連表形式の構成要素にサブテキストを追加
Word成果物の連表形式におけるサブテキストの連表位置をトレースタグ詳細設定のWordタブにて設定できるようになりました。
(7)microTRACERシステム構成の変更
microTRACERと連携する外部ツールの動作確認バージョンの変更
連携ツールの動作確認バージョンに以下を追加しました。
- Subversion 1.9
- Enterprise Architect 14.0
- Redmine 3.3.8/3.4.6
- MATLAB/Simulink 2014b/2017a/2017b
- JIRA 7.5.0
- TortoiseGit 2.7.0
- Git for windows 2.18.0
【重要】
microTRACERとの動作確認はあくまでmicroTRACERとの連携部分におけるものであり、すべての動作を保証するものではありません。また、メーカーのサポート対象外となったバージョンについてはmicroTRACERとして動作確認済であってもサポート対象外となります。
microTRACERの動作確認バージョンの変更
Microsoft .Net Frameworkの対応バージョンを以下に変更しました。
- Microsoft .Net Framework 4.6 以上
【重要】
microTRACER Ver.2.8.0では従来のMicrosoft .Net Framework 3.5では動作しません。
(8)Subversion連携における変更履歴の表示範囲を指定する機能を追加
Subversionに登録したファイルの変更履歴の表示について以下のようにカスタマイズできるよう改善しました。
- 全て表示
選択したファイルの変更履歴をすべて取得し、Subversion ブラウザに表示します。 - 次の100件
選択したファイルの変更履歴に対し、表示内容以降の100件分の履歴を取得し、Subversion ブラウザに追加します。既存の履歴は削除しません。 - 範囲指定
ファイルの変更履歴をリビジョンや日付を基に絞り込み表示します。
(9)Subversionで管理する成果物をmicroTRACERに登録する時間を短縮
Subversionで管理する比較的変更履歴が多い成果物をSubversionブラウザから指定した場合、時間が掛かる問題を改善しました。
(10)トレース表示する時間を短縮
オプション連携機能を含んだトレース情報ファイルを開いてトレース表示すると、トレース表示までに時間が掛かる場合がある問題を改善しました。対象となるオプション連携機能は以下の通りです。
対象となるオプション機能
- Subversion
- PVCS Version Manager
- IBM Rational DOORS
- Sparx Systems Enterprise Architect
- MATLAB/Simulink
- PTC Integrity
- Redmine
- Git
- JIRA
- DocuWorks
- APIS IQ-FMEA
(11)[マトリクス]タブのエクスポート機能の追加
[マトリクス]タブの表示内容をExcel形式のファイルに出力する機能を追加しました。
(12)トレーサビリティ対象のファイル一覧出力の機能の追加
マップ管理機能において、トレーサビリティ対象のの特性情報をファイル一覧レポートとして、Excel形式のファイルに出力する機能を追加しました。
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