2014/11/18

『adviceLUNA Ⅱ』、 ルネサス 『RZ/T1』 のサポートを開始

JTAGデバッグツール 『adviceLUNA Ⅱ』
ルネサス エレクトロニクス社製 『RZ/T1』 のサポートを開始します

横河ディジタルコンピュータ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 古田豊彦)は、組込み開発支援ツール 『adviceLUNA Ⅱ』(アドバイス・ルナ・ツー) によるルネサス エレクトロニクス株式会社製FA ソリューション 『RZ/T1』 のサポートを開始致します。
横河ディジタルコンピュータは、ルネサス エレクトロニクス社と連携し、『RZシリーズ』 を採用される開発者の方々を強力に支援して参ります。

adviceLUNA Ⅱ

『adviceLUNA Ⅱ』と『RZ/T1』の接続イメージ

ルネサス エレクトロニクス社の『RZ/T1』 は、産業機器に求められる高速リアルタイム制御と産業ネットワーク処理を1 チップで実現した、新しいFA ソリューションです。
最大600MHz 動作のARM® Cortex®-R4F CPU の搭載と、キャッシュメモリを介さずCPU に直結する密結合メモリ(*1) の搭載により、従来のようなキャッシュメモリベースのマイクロプロセッサでは実現できなかった高いリアルタイム応答性と、従来のフラッシュメモリ内蔵マイクロコントローラを超える高速動作を両立するとともに、同社R-IN シリーズで実績のあるマルチプロトコル対応産業イーサネット通信向けアクセラレータ「R-IN エンジン」 の搭載によりEtherCAT® をはじめとする複数の産業イーサネット通信規格へも対応します。また、多くの実績を持つ「SH ファミリ」 や「RX ファミリ」 の周辺機能を多数継承しているので、ユーザは従来製品で培った技術資産を活かしてシステム開発をすることができます。

(*1) 密結合メモリ(TCM:Tightly Coupled Memory) : プロセッサ・コアから、キャッシュメモリを経由せずに専用のメモリ・インターフェイスで直接アクセスすることができる高速な内蔵メモリ

『RZ/T1』 の詳細情報はこちらをご覧ください

RZ/T1

高速リアルタイム制御と産業ネットワーク処理を1 チップで実現した、ルネサスの『RZ/T1』

ルネサス エレクトロニクス株式会社

産業第一事業部 事業部長   傳田 明 様 のコメント

「今回、横河ディジタルコンピュータ株式会社様に、高性能なデバッグツール『adviceLUNA Ⅱ』において、早期に当社の新製品『RZ/T1』への対応を頂けたことにより、お客様に、より効率的な製品開発ができる環境をご提供できるものと考えております。」

横河ディジタルコンピュータ株式会社

取締役 エンベデッドソリューション事業統括本部長   森 政徳 のコメント

「当社は組込み開発ツールベンダーとして、エンジニアの方々がより効率的に開発を進め、より高品質な製品を作り出していただけるよう活動しています。今回、『adviceLUNA Ⅱ』 が高性能リアルタイム制御性とマルチプロトコル産業イーサネット通信を1チップ化したネットワーク化を両立するルネサス『RZ/T1』をサポートすることで、産業機器の開発効率が向上するとともに、産業分野のさらなる生産性向上に寄与できることを確信しています。今後もルネサス エレクトロニクス社のアライアンスパートナーとして、より優れた開発環境をタイムリーにご提供できるよう努めてまいります。」

『adviceLUNA Ⅱ』

『adviceLUNA Ⅱ』 は、直感的な操作性のGUIデザインを採用したソースコードレベルデバッガ(microVIEW-PLUS)により、初めての方でも使いやすく効率的なデバッグ環境を提供します。
従来のJTAGエミュレータが備えるデバッグ機能(実行制御(Go、Break、Stepなど)やメモリアクセス、イベント、トレース計測、カバレッジ計測(*2)などに加え、AMP(非対称型マルチプロセッシング)/SMP(対照型マルチプロセッシング)プロセッサを効率よくデバッグすることができるマルチコアデバッグ機能や内蔵フラッシュメモリ編集、各種プラットフォーム/OS(Android、Linux、μITRONなど)にも対応しています。

『RZ/T1』 向けの主な特徴

(*2) カバレッジ計測 : 固有部に依存する機能
(*3) ETM (Embedded Trace Macrocell) トレース : ARM のデバッグコンポーネントを利用したリアルタイムトレース

『NETIMPRESS air』 の詳細情報はこちらをご覧ください

adviceLUNA Ⅱ

横河ディジタルコンピュータ株式会社概要

横河ディジタルコンピュータは、マイクロコンピュータや周辺システムの設計、開発に広く関わる事業を展開してまいりました。特にインサーキットエミュレータ(ICE)分野では、トップクラスの実績を有し、携帯電話、情報家電、自動車、産業機器など最先端の開発現場で数多く使用していただいております。国内ばかりでなく海外でも高く評価されており、米国をはじめ、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなどにも販売代理店を置きワールドワイドな製品の提供ができるようになっております。また、T-Engineに代表される各種プラットフォームやWindows Embedded CEなどの開発キット、さらには組込み開発分野における開発プロジェクトのプロセス改善コンサルティングやツールの提供にも力を入れており、組込み分野を熟知している当社の経験や知識を活かした理想的な開発環境として提供しています。

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横河ディジタルコンピュータ株式会社 エンベデッドソリューション事業統括本部
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-30-3 新宿MIDWESTビル
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