WCET計測

制御システムの機能や性能検証で定評のあるRAMScope-EXGに新たにWCET計測機能を追加

RAMScopeの新機能：WCET（最悪実行時間）計測

制御システムの機能や性能検証で定評のあるRAMScope-EXGに、新たにWCET計測機能を追加しました。 マルチコアのADASシステムや高度な電動化制御システムでは、タスクや関数の処理時間のデッドラインとして 最悪実行時間(WCET)が設定されています。このWCETを静的解析により推定することは難易度が高く、動的に これらを得るための、ECUソフトウェアのタイミング評価が重要となります。 制御アーキテクチャのリアルタイム性を保証するために、並列に動作する複数の処理（タスク/関数）の実行時間、 CPU負荷を分析し、指定されたデッドラインを検証するための有効なツールです。

主な特長

• データはPCのHDDに直接保存するため長時間のログが取得可能！
• ユーザーシステムのリソースはほぼ不要
  （メモリ使用は最小限、ハードウェア改造不要）
• オーバーヘッドは最小限に！
• 多彩な表示を簡単操作で見たいデータの形に！

困難な最悪実行時間（WCET）の計測と保証を強力に支援

● 実行時間解析

• タスク・割り込み/関数の状態遷移をチャートに表示
• タスク/関数ごとにプロファイル解析したレポートの表示（MAX、MIN、AVEなど）
  特定の閾値を設定し、閾値を超えた回数をまとめたレポート出力も可能！
• 特定のタスク/関数の実行時間のばらつきをヒストグラム解析

● CPU使用率解析

• CPU全体、コアごとのCPU使用率をチャートと連動して表示可能！
• CPU使用率をランキング形式でも表示可能！（プロファイルサマリレポート）