動的テストツール/動的解析ツール
動的テストツール/動的解析ツールは、システム実行時のトレース(実行履歴)情報の収集と解析にフォーカスした、強力な検証・デバッグ環境です。プログラムに埋め込んだチェックポイントを利用して、トレース情報を効率よく取得します。
また、トレース情報から検証・デバッグに有益な情報を自動抽出し、チャートやリストの形でソフトウェア開発の担当者に示します。例えば、プロファイリング(性能測定)に基づくパフォーマンス改善に威力を発揮します。プログラムを実行しない静的解析とは異なり、細かいタイミングのずれに起因する異常動作などの不具合解析にも有効です。
当社のTRQerシリーズは、さまざまな解析機能を備えています。例えば、「関数遷移やOSスイッチングなどのチャート表示」、「マルチコアCPUの並列動作検証」、「関数/スレッド/プロセス単位の実行時間解析」、「メモリリーク解析」、「コードカバレッジ(C0、C1、C2)の測定(いわゆるカバレッジテスト)」などに対応します。
またTRQerには、専用コンパイラ版と汎用コンパイラ版があります。前者はオリジナルのソースコード(C/C++/C#)に変更を加えません。後者はソースコードを変更しますが、コンパイラやIDE環境に依存しないという利点があります。
新製品
旧製品情報
導入事例
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導入事例1
Ethernetの異常動作をTRQerSで可視化、顧客が抱えるトラブルを迅速に解決
イー・フォース株式会社様
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導入事例2
“初めて”の不安をTRQerSで払拭、複合機ファームの性能チューニングに活用
株式会社沖データ様
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導入事例3
エンジンECUのマルチコア化には動的解析が有効、性能に影響を与える排他制御処理を速やかに検出
富士通テン株式会社様
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導入事例4
運転支援カメラのファームウェアを動的解析、マルチコアへの移行に伴い検証力を強化
日立オートモティブシステムズ株式会社様
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導入事例5
実機を動かしながら人の耳でチェック、電子楽器の性能改善に動的解析は不可欠
カシオ計算機株式会社様