BLEシステムを止めずにデバッグする手法をご紹介
DTSブログ
更新日:2019/10/10

組込みシステムデータ計測「EVRICA(エヴリカ)」の活用事例(3)
〜EVRICAを用いたBLEデバイス リアルタイム検証のご提案〜

IoTや携帯用スマートデバイスの普及により、Bluetooth Low Energy (以降BLE)デバイスの活用が進んでいます。BLEデバイスの多くはArm社のCortex-Mを内蔵しており、内蔵メモリにユーザープログラムを書込むことで、ワンチップでBLEデバイスを実現し、省電力・機器の小型化に寄与しています。

課題

BLEデバイスの検証においては、Bluetooth対象デバイスとの通信中にユーザープログラムの変数やレジスタを確認したい場合があります。その方法として、JTAGデバッガを使ってプログラムの変数やレジスタを参照する方法がありますが、BLEデバイスのような通信を伴うシステムでは、プログラムの実行を一旦停止することで通信が途切れ、以降動作を再開しても通信相手との同期が取れなくなったり、デバイスが途中で動かなくなるなど、実際の使用条件と同じような透過性のある検証ができません。



EVRICA(エヴリカ)で解決!

EVRICAはユーザープログラムを停止しません!BLEデバイスの実際の使用条件と等価な動作状態で検証が可能です。
Cortex-Mマイコンのデバッグ用端子数本に信号を接続するだけで、ユーザープログラムの変数やレジスタを参照できます。
参照した値は、専用Viewerアプリケーション上にグラフィカルに表示します。



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