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microVIEW-PLUSデバッガ機能のご紹介

ターゲットボード上のROMプログラムにブレーク設定したい

ソフトウェアブレークは、ICEが コードを書き換えてブレーク機能を実現しているため、ROM上で実行されるプログラムの場合、「Software Break Verify Error」が発生してしまいます。
その場合は以下の方法で対応してください。
OCDブレークを使う (On Chip Debug)
OCDブレークはMPUの内部にあるデバッグ資源を利用し ているので、ユーザシステムのメモリを書き換えることなくブレーク設定をすることができます。
ただしMPUの内部資源なので、ブレーク点数や設定方法はMPUにより異なるので注意が必要です。
その他にはハードウェアブレークもほとんど同じ機能ですが、JTAGだけの標準モデルでは使用できませんので、外部バストレー スなどのオプションモジュー ルが必要になります。
(最大ブレーク点数は15点)
エミュレーションメモリをマッピン グする
ユーザシステムのROMに設定する場合とは若干異なります が、エミュレーションモジュール付のICE構成であれば、ROM空間をエミュレーションメモリと してマッピング設定をすることで、ソフトウェアブレークも使用することができます。
OCDブレーク設定例
Cソース上で、マウス右クリック。もしくは「Shift キー+ダブルクリック」で設定出来ます。
(ダブルクリックによる設定方法は、「ツール」→「オプション」で変更可能です)
OCDブレーク設定画面
メニュー「表示」→「ブレーク設定/一覧」からOCDブレークを選択することもできます。
ハードウェアブレーク設定例 (オプションモジュール付き構成で選択可)

備考・関連事項

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