adviceLUNA / TRQer サポート

【エラー】デバッグ対象コアが見つかりませんでした

【適用範囲】
adviceLUNA:
SLX600, SLX603, SLX604, SLX605, SLX621, SLX622, SLX623, SLX624,
SLX670, SLX674, SLX680, SLX683, SLX684, SLX685, SLX686, SLX687
adviceLUNA:
S2X600, S2X603
(本エラーは、Cortexコア環境でのみ発生します)

【エラーメッセージ】
ICE Error No.F49: デバッグ対象コアが見つかりませんでした

【原因】
本エラーは、microVIEW-PLUSデバッガで[Reset]操作や[Attach]操作をした際に、正常にデバッグ対象コアに接続ができなかったことを示します。
MPU固有設定の「APSel(0-255)」で指定されたAPからアクセスするAPB(または、AHB)空間上で、adviceLUNA/adviceLUNAがデバッグ対象コアを検出できなかった場合に発生します。

原因1.
microVIEW-PLUSデバッガの[MPU]メニュー - で、「CoreSight」タブにある「APSel(0-255)」の設定値に誤りがある可能性があります。または、同設定で"Auto Config."が許可されている場合には、誤ったAPSel値が自動設定された可能性があります。

原因2.
接続対象MPUに、CoreSight ROMテーブルが実装されていない可能性があります。または、接続対象MPUの実装(APのROM BaseレジスタまたはROMテーブルのプリアンブル/DEVTYPE)が正しくない可能性があります。

原因3.
JTAG/SWDクロック周波数が大きすぎるために、通信異常が発生している可能性があります。

【解決策】
解決策1.
接続対象MPUのCoreSight仕様をご確認の上、microVIEW-PLUSデバッガの[MPU]メニュー - を開き、「CoreSight」タブにある「APSel(0-255)」に正しい値を設定してください。
advieLUNAでは「microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編 HLX600」(HLX600_jpn.pdf)にあります「25.2 CoreSight設定ガイド」の章をご覧ください。
adviceLUNA IIでは「microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編 H2X600」(H2X600_jpn.pdf)にあります「26.2 CoreSight設定ガイド」の章をご覧ください。

解決策2.
接続対象MPUのCoreSight仕様をご確認の上、microVIEW-PLUSデバッガの[MPU]メニュー - を開き、「CoreSight」タブにある「APSel(0-255)」と、デバッグコアの「APB/AHBオフセット」に正しい値を設定してください。
advieLUNAでは「microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編 HLX600」(HLX600_jpn.pdf)にあります「25.2 CoreSight設定ガイド」の章をご覧ください。
adviceLUNA IIでは「microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編 H2X600」(H2X600_jpn.pdf)にあります「26.2 CoreSight設定ガイド」の章をご覧ください。

解決策3.
microVIEW-PLUSデバッガの[MPU]メニュー - を開き、「ユーザーシステム」タブにある「JTAG/SWDクロック」を小さい値に設定して動作をご確認ください。(例:AutoConfigのチェックボックスを外して、10MHz,1MHzなどの値を設定します)
備考
更新日:2017/08/15

 

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