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【質問】「Resetして接続」と「接続」の差異について

【質問】
「Resetして接続」と「接続」とではどのような違いがあるのでしょうか?

【回答】
次の条件が満たされている場合には差が現れます。
- ターゲット回路のシステムリセット信号に、ICEのnSRSTを接続している
- [MPU] - [MPU固有設定] - [RESET]で「nSRSTアサート」をONにしている
- [MPU] - [MPU固有設定] - [RESET]で「初期値を設定するレジスタ PC, CPSR, CP15」をONにしている

「Resetして接続」を選択しますとICEは次の操作を行います。
a)まずnSRST信号をアサートします
b)次にターゲットシステムをリセットします
c)最後にSoCにJTAG接続します。
d)初期化の設定がある各レジスタを初期化します。
これにより、リセット直後の状態からデバッグを開始できます。

「接続」を選択しますとICEは次のようになります
a)設定の条件にかかわらず、ICEはnSRSTをアサートしません
b)また「初期値を設定するレジスタ PC, CPSR, CP15」の書き換えも行ないません
c)実行中のターゲットを単に強制ブレークしてJTAG接続します
これにより、現在実行中のターゲットプログラムの状態に
影響を与えずにデバッグを開始できます。

次の条件が満たされていない場合には「Resetして接続」は「接続」と同等の動作になります。
- ターゲット回路のシステムリセット信号に、ICEのnSRSTを接続している
- [MPU] - [MPU固有設定] - [RESET]で「nSRSTアサート」をONにしている
- [MPU] - [MPU固有設定] - [RESET]で「初期値を設定するレジスタ PC, CPSR, CP15」をONにしている
備考
更新日:2017/04/18

 

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