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【質問】リセットベクタアドレスの設定はどうすればいいのですか?

【回答】
リセットベクタブレーク「設定する」の場合に、resetコマンドでリセットベクタとしてブレークを設定するアドレスを選択します。
リセットベクタアドレスはARMコアの「VINITHI」端子状態により決まる為、
ターゲットシステムの構成に合わせて選択ください。
・ノーマルベクタの場合は、 0x00000000 を選択してください。
・ハイベクタの場合は、0xFFFF0000 を選択してください。

resetコマンドで意図的にユーザープログラムを実行させ、任意のアドレスでブレークしたい場合は、下記の設定にて任意のアドレスを指定することができます。
- リセットベクタブレークを「設定する」に設定
- リセットベクタアドレスは「その他」を選択
- ブレークさせたいアドレスを設定
備考【補足説明】
任意のアドレスを設定しても、設定したアドレスでブレークできない場合は、
以下のことが考えられます。
1.ICEのnSRST信号が、MPUのリセット信号に接続されていない。
2.ターゲットのJTAGコネクタに、nSRST端子がアサインされていない。
3.ターゲットまたは、MPUの仕様により、システムリセット中のJTAGの通信が行えない。
(nSRSTとnTRSTがOR接続されているなど)
4.ターゲットプログラムの動作として、リセット解除以降、設定しているリセットベクタアドレスを通過しない場合、ブレークが発生しませんので、ブレーク待ちタイムアウトが発生します。
更新日:2014/09/19

 

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