adviceLUNA / TRQer サポート

【仕様・制限】マルチコア時のブレーク条件式設定について

【適用範囲】
adviceLUNAII / adviceLUNA
H2X600, H2X603, H2X683, SLX600, SLX621, SLX622, SLX623, SLX624, SLB620
SLX670, SLX674, SLX680, SLX683, SLX684, SLX685, SLX686, SLX687

【制限事項】
マルチコア構成での協調デバッグ時は、ブレーク条件式を使用したブレークポイントを設定することはできません。

【説明】
条件付きのブレークポイント設定は、任意のアドレスフェッチやメモリへのアクセスを対象として、任意の条件が成立した場合に
ブレークが発生する機能となりますが、マルチコア構成でブレーク条件式を使用したブレークポイントを設定した場合は、
ブレークポイントのヒット時にコア間の同期した実行制御がとれなくなり、意図しない動作となる場合があります。

【回避方法】
ブレーク条件式の代わりに、同期コマンドを使用することで回避をおこなうことができます。

【例】
 ブレーク条件式 : i>=0x100
     ---> マルチコア時はブレーク条件式は設定できません
 同期コマンド  : if(i<0x100)go
     ---> ブレーク条件式の代わりに、IF構文を使用することで、ブレーク条件式と同等の動作となります

更新日:2015/03/12

 

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