adviceLUNA / TRQer サポート

プログラム実行中に「*異常ブレーク発生」が発生し、ブレークしてしまう。

【適用範囲】
adviceLUNAII/ adviceLUNA
S2X600, SLX600, SLX670, SLX674, SLX680, SLX683
このFAQは、ARM7コアとARM9コアのみに該当する内容です。

【質問】
プログラム実行中に「*異常ブレーク発生」が発生しブレークしてしまいます。対処方法を教えてください。

【回答】
コアがフェッチした実行命令コードが、ICEが認識するソフトウェアブレーク用の命令コードに該当する場合、異常ブレークが発生しプログラム実行が中断されます。
ソフトウェアブレークは、プログラムコードを一時的にソフトウェアブレーク専用の命令コードに書き換えて実現しており、ソフトウェアブレークを設定していないアドレスでソフトウェアブレーク専用の命令コードが実行されると異常ブレークと判断しています。

【解決策】
異常ブレークが発生したアドレスが、ソフトウェアブレーク専用命令コードに該当しないかをご確認ください。
ソフトウェアブレーク専用の命令コードは、[MPU]-[MPU固有設定]より、[OCD]タブで選択できますのでブレーク用の命令コードを変更してください。BKPTが選択できる場合は、BKPTを用いてください。

【関連項目】
ICE Error No.930: Illegal Break Code(adviceLUNA)
ICE Error No.930: Illegal Break Code(adviceLUNAII)

備考【補足説明】
ARM7/ARM9系で選択可能なソフトウェアブレーク用の命令コードは以下となります。
ARM11/Cortex系ではBKPT固定ですので選択肢はありません。
 <選択肢>  <機械語コード>
 0x00000000 ARM ステート:0x00000000、THUMB ステート:0x0000
 0xEEEEEEEE ARM ステート:0xEEEEEEEE、THUMB ステート:0xEEEE
 0xBEBEBEBE ARM ステート:0xBEBEBEBE、THUMB ステート:0xBEBE
 0xEEEFEEEF ARM ステート:0xEEEFEEEF、THUMB ステート:0xEEEF
 BKPT    ARM ステート:0xE120007F、THUMB ステート:0xBE00
注意: BKPTはARMアーキテクチャバージョン5 未満の場合は選択できません。
更新日:2017/04/12

 

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