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トラブルシューティング

エラーメッセージ 111: AF200 Time out 01 または 00
説明 PC(AZ490やAZ491利用上位アプリ)からコマンドを実行後、一定の時間内にライタからの結果(成否)が取得できず、タイムアウトになったとき本エラーを返します。

・PC~ライタ~ターゲットマイコン間の接続異常がある。
・タイムアウト時間の設定を長くすると解消される場合があります。(下記参照)
・ライタ自身がコマンドを受け付けない状態。復旧にはライタの電源OFF/ONが必要となる場合があります。


■末尾コードの意味
○末尾01
・ライタからターゲットマイコンへのデバイスファンクション実行時(EPRコマンドなど)
・ライタ~ターゲット間の接続状態、マイコンの状態確認

○末尾00
・PCからライタへの操作時(YIMフォルダ操作、ファイルのアップロード、その他コマンド)
・PC~ライタ間の接続状態、ライタの状態を確認

○00と01のどちらにも偏らず両方発生する場合
・PC~ライタ間の接続状態、ライタの状態を確認(ライタOFF/ONなど)
・上位アプリの実行状態を確認(再起動など)


■状態
・AZ490で設定のタイムアウト時間でエラーになるとき
 ターゲットマイコンが無応答でコマンド実行が無限ループの場合あり
 (この場合、次回以降のコマンドでこのエラーが即発生する)

・タイムアウト時間に関係なく即エラーが返るとき
 ライタ自身がコマンドを受け付けない状態/動作を継続できない異常状態
確認項目 ■詳細
100%発生する場合は①
 稀に発生する場合は②③
 接続先を切り替えて使用するような場合は④
 が考えられます。


①タイムアウト設定時間オーバー
  コマンドのタイムアウト設定時間が短く、時間内に処理が終わらなかった。

  タイムアウト時間が短い場合は変更し、終了応答を取得できるようにします。
  設定は、AZ490/REMOTEソフトのHost Interface Configuration画面の[Time Out] ボタンより行います。
  (ライタ本体操作での設定はできません。)



  短い設定値(Device Function Time Outが1分など)のときは長くしてみる
  Device Function Time Out(初期値15分)
   ... デバイスファンクション(EPRコマンドなど)実行時のタイムアウト時間
  Function Time Out(初期値5分)
   ... それ以外のコマンドのタイムアウト時間になります。

 ※初期値でじゅうぶんですが、これより短い値に設定していた場合は、延ばすことにより解消することがあります。

 ※以下②③のケースではタイムアウト時間を適切に設定していても無応答などにより終了が検知できず本エラーになることがあります。


 ②ライタ~ターゲット間の通信異常、ノイズ要因などによるライタ誤動作でPCへ応答が返ってこないケース。
  ケーブル配線やコネクタ接続状態の確認、ノイズ要因がないかを確認してください。
  CFカードアクセス異常/フリーズにより本エラーが発生することがあります。

  ・特定のYIMフォルダでのみ発生する、YIMフォルダが破損している
   → YIMフォルダを削除して作り直す、別のYIMフォルダで試す


 ③PC~ライタ間のEthernet通信異常
  PCからのコマンド発行をライタが受信できない、またはライタからPCへの応答をPCが受信しないケース。
  Ethernet接続異常がないか確認してください。

  ・PCとライタ間のEthernet通信での異常
   (この状態のときは別の処理でもエラーが発生すると思われます)
   → LAN接続状態の確認、ライタハードの故障


 ④ターゲットプローブ選択の確認
  適切な接続経路になっていない。

  AZ490/REMOTEソフトの[Host Interface Configuration]-[Probe Select Settings (FUNC CD0)] で
  Probe Select の設定値が PROBE 1以外になっている場合は PROBE 1 に変更してお試しください。
  (設定値)
   H/W   :自動選択
   PROBE 1 :シリアル優先
   PROBE 2 :CAN優先

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