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フラッシュロムダウンロードでエラーが発生したとき
FlashROM(NOR)への ダウンロードでエラーが発生した場合、様々な要因が考えられます。
ここでは、エラーになりやすい要因と、その対処方法について簡単に記述します。
- ICE作業用RAMメモリテストエラー
- [要因]
- ICEはFlashダウンロードの前に、ICE作業用に設 定したRAM領域が正常にRead/Write出来るかをチェックします。その時期待した動作ではないと判断した場合に出力するエラーです。
- [対策]
-
- RAM領域が正しくRead/Write/Fetchが 出来る状態か確認してください。
- 周期割り込みResetなどが有効になってないか確認してください。
- キャッシュやMMUが有効になってないか確認してください。
- ダウンロードでタイムアウト発生
- [要因]
- ICEはFlashに対して書き込みや消去を行った後、 Flashに対してステータスチェックを行っています。そのステータスチェックで、一定時間Flashのステータスに変化が無い場合、ICE側でのタイマ が終了してエラーとします。
- [対策]
-
- フラッシュ定義ファイル(FRDファイル)の定義内容が 正しいかご確認ください。
- マッピング情報が正しいかご確認ください。(バス構成な ど)
- 周期割り込みResetなどが有効になってないか確認してください。
- キャッシュやMMUが有効になってないか確認してください。
- ハード的な結線が問題ないか確認してください。
- フラッシュメモリタイミングリミット超過発生
- [要因]
- Flashのステータスビット「タイミングリミット」が 「超過」となった為にエラーとしてます。
- [対策]
-
- Flashに、ライトプロテクトがかかっている可能性が あります。Flashの仕様書をご確認ください。
- タイミングリミットが無いFlashROMの場合、該当 箇所のステータスビットは不定値となります。
フラッシュ定義ファイル(FRDファイル)の[Status]フィールドにある「TIMING_LIMIT」を「0x00」としてください。 - フラッシュ定義ファイル(FRDファイル)の定義内容が 正しいかご確認ください。
- マッピング情報が正しいかご確認ください。(バス構成な ど)
- 周期割り込みResetなどが有効になってないか確認し てください。
- キャッシュやMMUが有効になってないか確認してくださ い。