adviceLUNA / TRQer サポート

【機能・仕様】 リセットベクタブレークについて

【説明】
リセットベクタブレークとは、resetコマンド時にICEからnSRSTとnTRSTのネゲートタイミングを
操作し、nSRST解除後、リセットベクタのフェッチでブレークさせる機能です。
リセットベクタブレーク機能により、ターゲットのシステムリセット解除後、ターゲットプログラムを実行させずにリセットベクタでブレークさせることができます。
備考【補足説明】
もしお客様のターゲットでリセットベクタブレーク機能が有効に動作しない場合、
原因として次の点が考えられます。

(1). microVIEW-PLUSデバッガのMPU固有設定「RESET」タブで、
リセットベクタブレーク設定が、「設定する」になっていない。
(2). microVIEW-PLUSデバッガのMPU固有設定「RESET」タブで、
リセットベクタアドレスの設定値が、MPUのリセットベクタと合致していない。
(3). ICEのnSRST信号が、ターゲット(MPU)のリセット信号に接続されていない。
(4). ターゲット(MPU)の仕様として、リセット中にJTAGの通信ができない。
(nSRSTとnTRSTがOR接続されているケース、など)

【ターゲット又は、SoCの仕様でリセットベクタブレークが行えない場合は?】
MPU固有設定を設定することにより、ターゲットプログラムの実行を最小限に抑えてブレークする事ができます。
(MPU固有設定 RESETタブ設定)
・リセットベクタブレーク:設定しない
・nSRST解除後待ち時間:0s
・初期値を設定するレジスタ:PC,CPSR,CP15のチェックを外す

【関連情報】
リセットベクタブレークに関して、以下もご参照ください。
【質問】リセット時にリセットベクタアドレスでブレークしない(adviceLUNA)
【質問】リセット時にリセットベクタアドレスでブレークしない(adviceLUNAII)
更新日:2017/04/12

 

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