adviceLUNAII サポート

【エラー】CoreSight ACK 待ちタイムアウト

【適用範囲】
ARM CoreSight

【エラーメッセージ】
CoreSight ACK 待ちタイムアウト

【解決策】
(1)Memory Protection UnitをONにしている場合、どのリージョンにも属さないアドレスへアクセスすると上記エラーが発生します。
→リージョン0は必ず全アドレス空間をカバーするように設定してください。

(2)バスサイクルが終結しないアドレスへのアクセスを行った可能性があります。
→バスサイクルが終結しないアドレスにはアクセスしないでください。

(3)デバッグ中にMPUがスリープしてしまった可能性があります。
→MPUへ供給される電源、クロックを確認してください。

(4)「MPU」メニューの「MPU固有設定」より、CoreSightタブの「APSel(0-255)」番号または、DebugCoreのAHB/APBオフセット値が誤っている可能性があります。
自動検出で値が反映されていない場合は、microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編の 「MPU固有設定」章の「MPU固有設定操作 Cortex編」をご覧になり、正しい設定を行ってください。

(5)MPU仕様により、ROMテーブルに正しくアクセスできない可能性があります。
APSel番号やコアベースアドレスの情報を、MPUメーカーへお問い合せください。

(6)JTAG/SWDクロック周波数設定が速過ぎる可能性があります。
「MPU」メニューの「MPU固有設定」より、ユーザーシステムタブの「JTAG/SWD クロック」を、10MHz〜1MHz程度に下げてください。

【注意】
本エラーが発生した場合、以降のICE操作は正常に実行できません。
下記をご覧になり、再初期化を行ってください。
adviceLUNAをお使いの場合、
microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編 HLX600
25.2 CoreSight設定ガイド
の章をご覧ください。

adviceLUNA IIをお使いの場合、
microVIEW-PLUSユーザーズマニュアル固有編 H2X600
26.2 CoreSight設定ガイド
の章をご覧ください。

【原因】
DAP内部バス、APBバス、AHBバスのいずれかの通信がタイムアウトしました。
未実装のCoreSightコンポーネントアドレスへアクセスした場合や、コア電源が遮断されている場合等に発生するエラーです。
本エラーはCortex コアでのみ発生します。
備考ICE Error No.F4D
更新日:2017/08/16

 

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