adviceLUNAII サポート

microVIEW-PLUSデバッガ機能のご紹介

ブレーク

機能

指定した条件でプログラムを停止
目的に応じた種類を用意(ソフト/ハード/OCD/カウンタブル/テンポラリ)
ブレーク直後に自動操作ができる同期コマンド機能

メニュー・画面

機能

ソフトウェアブレーク

プログラムコードをブレーク専用の命令に書き換えて実現しており、設定されたアドレスやラインを実行する前にブレークします。
最大で1024点の設定が可能ですが、ROM領域への設定はおこなえません。

OCDブレーク

MPUのデバッグ資源を使用したブレークで、設定されたアドレスやラインを実行した後にブレークします。
メモリ領域を問わずに設定が可能ですが、設定可能な点数はMPUによって異なります。
MPUによっては、メモリアクセスを対象としたブレーク設定も可能です。

ハードウェアブレーク

ICEのトレース資源を使用したブレークで、設定されたアドレスやラインを実行後、少し遅延してブレークします。
設定可能な点数は製品によって異なり、トレースモデルでのみご使用いただけます。

カウンタブルブレーク

ソフトウェアブレーク機能を使って、ブレークと再実行を指定回数になるまで繰り返しおこないブレークします。
設定されたアドレスやラインを実行する前にブレークします。
ブレークと再実行を繰り返しおこなうため、リアルタイム性はありません。
MPUによってはご使用いただけない場合があります。

設定例・手順

ソフトウェアブレーク
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスを、ダブルクリックにより設定
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスで、右クリック から「ソフトウェアブレーク設定」を選択
  • シンボル一覧から、設定対象の関数名やライン名にカーソルを合わせて、右クリックから「ソフトウェアブレーク設定」を選択
  • コールスタックから、設定対象の関数名にカーソルを合わせて、右クリックから「ソフトウェアブレーク設定」を選択
  • ブレーク一覧から、マウス右クリックから「追加」で設定
OCDブレーク
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスを、Shiftキー+ダブルクリック
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスで、停止させたい行/アドレスに対して右クリックから 「OCDブレーク設定」を選択し、FTを選択
  • シンボル一覧から、設定対象の関数名やライン名にカーソルを合わせて、右クリックから「OCDブレーク設定」を選択し、FTを選択
  • メモリ編集画面での値に対してマウス右クリックから 「OCDブレーク設定」を選択し、ステータスを選択
  • ブレーク一覧から、マウス右クリックから「追加」で設定
ハードウェアブレーク
  
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスで、停止させたい行/アドレスに対してマウス右クリックから 「ハードウェアブレーク設定」を選択し、MPUステータスを選択
  • メモリ編集画面での値に対してマウス右クリックから 「ハードウェアブレーク設定」を選択し、ステータスを選択
  • ブレーク一覧から、マウス右クリックから「追加」で設定
カウンタブルブレーク
  
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスで、停止させたい行/アドレスに対してマウス右クリックから 「カウンタブルブレーク設定」を選択し、設定ダイアログからイベント回数等を設定
  • ブレーク一覧から、マウス右クリックから「追加」で設定
テンポラリブレーク (対象まで実行)
  
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスで、停止させたい行/アドレスに対してマウス右クリックから 「対象まで実行」を選択
  • ソース表示から設定対象の行/アドレスで、停止させたい行/アドレスにカーソルを合わせて、Go Toボタンを押下

コマンド

break
obreak
hbreak
cbreak
go to

備考・関連事項

  • ソフトウェアブレーク機能で、ブレークまでの回数指定と変数の値をブレーク条件に設定できます。

    例:100回該当箇所を通過したところで、変数が指定した条件通りであったらブレーク。
       そのとき、同時にevalコマンドを発行して、変数の値を参照。
  •     
        
  • OCDブレーク機能で、変数の値をブレーク条件に設定できます。

    例:変数が指定した条件通りであったらブレーク。
       そのとき、同時にevalコマンドを発行して、変数の値を参照。

一覧に戻る