adviceLUNAII サポート

【Tips】head.Sのデバッグ開始方法

【適用範囲】
adviceLUNA, adviceLUNA
H2X600, S2X600, SLX600, SLX605, SLX621, SLX622, SLX623, SLX624
Linux, Kernel, カーネル, head.S, head-common.S

【説明】
LinuxのKernelソースで MMUが有効になる前のソースファイルをデバッグするには、絶対アドレスを指定してvmlinuxファイルを
ダウンロードする必要があります。

【手順】
1、リセット後に、[環境]-[ダウンロード]より、ダウンロードウィザードを起動します。
2、ダウンロードウィザード画面では、デバッグ情報ファイルを使用する を選択して「次へ」を押下します。
3、ダウンロードウィザードの詳細設定画面では、以下のようにダウンロード項目を選択して「次へ」を押下します。
   ・デバッグ情報ファイルvmlinux を選択します。
   ・ポジションインディペンデントコードとしてエントリするチェックをON に設定します。
    (デバッガのみにダウンロードするのチェックが有効となりグレーアウトします)
4、確認画面では設定内容を確認後、「ダウンロード開始」を押下します。
5、ダウンロード開始後、ベースアドレス設定画面が表示されますので、以下のように設定して「OK」を押下します。
   ・ベースアドレス(コード)再配置後のベースアドレスを指定 します。(0x8000は例です)
   ・ベースアドレス(データ) : グレーアウトされ、何も入力できません。
   ・ベースアドレスをオフセットで指定する チェックをOFF に設定します。
   ・ベースアドレスを絶対アドレスで指定するチェックをON に設定します。
6、以上でダウンロードは完了です。
7、パス設定設定例・手順 より、パス変換情報の自動登録 を参照し、 ソースパス変換情報の登録をおこなってください。
8、[シンボル一覧]から、head.S などを表示し、OCDブレークして実行(Go)してください。

【注意事項】
絶対アドレスを指定したベースアドレスの設定は、microVIEW-PLUS Rev.6.52以上で対応しています。
※microVIEW-PLUS Rev.6.52(Rev.6.52PL1)は、以下のインストールキットに同梱されています。
 ・adviceLUNA:H2X600IK Rev.1.53
 ・adviceLUN :SLX600 Rev.3.51
備考
更新日:2017/04/04

 

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