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microVIEW-PLUSデバッガ機能のご紹介

ある変数やアドレスにアクセスした時にブレークさせたい

単純にブレークさせるだけでなく、ある条件を満たした場合のみブレークさせることもできます。
OCDブレークやハードウェアブレークでは、変数やレジスタに対してのアクセスが発生した場合にブレークするといった設定も可能です。
ソフトウェアブレークも条件を指定することで、複数回実行される関数などでもブレーク発生ポイントを絞って設定することができます。


OCDブレーク・ハードウェアブレークの場合
[方法]
メニュー「表示」→「ブレーク一覧」よりブレーク一覧ウィンドウを開き、右クリックメニューから「追加」→「OCDブレーク」または、
「ハードウェアブレーク」を選択します。
[説明]
ブレークポイントの条件を詳細に設定することができます。
設定条件は、基本設定タブ / データタブ / 拡張指定タブ で設定した項目がAND条件で設定されます。
[基本設定タブ]
・ ブレークを発生させる対象となる 、アドレス / 行 / 変数名称 を入力します。
・ アドレスマスクパターン(マスク有効ビットに1を設定)を設定することで、マスクされたビットはブレーク条件から無視されます(省略可)。
・ MPUステータスにはブレークを発生させる対象となる動作を指定します。
  FT(命令フェッチ) / R(データリード) / W(データライト) / RW(データリードまたはデータライト) が設定可能です。
・ ブレーク条件式を設定することで、条件式と一致した場合のみブレークが発生します(省略可)。
・ 同期コマンドを設定することで、ブレーク発生後に任意のコマンドを実行することができます(省略可)。
※コアの種別によっては、アドレスマスクパターンの設定やMPUステータスの設定はおこなえません。
[データタブ]
・ MPUステータスが R / W / RW の場合は、データ値を入力することでデータと一致した場合ブレークが発生します(省略可)。
・ データ値を設定した場合、データマスクパターン(マスク有効ビットに1を設定)を設定することで、マスクされたビットはブレーク条件から
  無視されます(省略可)。
※コアの種別によっては、データタブの設定はおこなえません。


ソフトウェアブレークの場合
[方法]
メニュー「表示」→「ブレーク一覧」よりブレーク一覧ウィンドウを開き、右クリックメニューで「追加」→「ソフトウェアブレーク」を選択します。
[説明]
ブレークポイントの条件を詳細に設定することができます。
(ソフトウェアブレークは命令フェッチ専用のブレークで、マスクパターンやメモリアクセス指定でのブレークはおこなえません)
[ソフトウェアブレーク設定]
・ ブレークを発生させる対象となる 、アドレス / 行 / を入力します。
・ ブレーク条件式を設定することで、条件式と一致した場合のみブレークが発生します(省略可)。
・ 指定回数を設定することで、ブレーク条件と一致した回数でブレークが発生します。
・ 同期コマンドを設定することで、ブレーク発生後に任意のコマンドを実行することができます(省略可)。


備考・関連事項

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